大日本印刷株式会社(DNP)は、京都の魅力発信拠点であるメタバース「京都館PLUS X*1」を京都市から受託し運営しています。京都館PLUS Xでは、2024年3月9日(土)・10日(日)に、京都市勧業館みやこめっせ(京都府)で開催される京都の伝統産業の展示販売会「匠エキスポ」に合わせて、伝統産業の技術や商品を紹介します。 今回、DNPグループの株式会社ハコスコが提供するメタバース構築サービス「メタストア(R)」*2を活用して、京都伝統産業ミュージアムの協力のもと、伝統産業品のポップアップストアを「京都館PLUS X」内に開設します。
「京都館PLUS X」は今回、商品のネット販売(EC)や顧客対応に強みを持つ「メタストア」の機能との連動により、異なるメタバースを連動させる「マルチバース」を実現します。ここでは店員との画面共有による対話を通じて利用者に伝統産業品の良さやつくり手のこだわりなどをわかりやすく伝えるなど、利用者の伝統産業に対する興味・関心の向上や、伝統産業品を購入する動機づけにつなげていきます。
【取り組みの背景と概要】
京都市は2002年に春分の日を「伝統産業の日」と定めて以来、毎年この日を中心に多彩な事業を展開しています。今回、国内外から注目される京都の伝統産業をより多くの人々に体験をしてもらうため、DNPと京都市が2022年に構築したメタバース「京都館PLUS X」を活用します。また、異なるメタバースを連動させる「マルチバース」を初めて「京都館PLUS X」で採用し、各メタバースの特長を掛け合わせて、伝統産業品の魅力や、つくり手のこだわりなどをわかりやすく伝えます。
【ポップアップストア メタバース展示の特長】
1.異なるメタバース構築サービスを活用して、利用者に付加価値の高い体験を提供
DNPは、多様な利用者のニーズに合わせて、複数の異なるメタバース構築サービスを連動させることで、利便性を高める取り組みを推進しています。今回「京都館PLUS X」内に、従来の構築サービスとは異なるハコスコの「メタストア」を活用することで、複数のメタバースをつなぐ「マルチバース」を実現します。このポップアップストアでは、利用者による伝統産業品の確認や店員との対話が可能です。
2.国内外からいつでも自由にメタバースにアクセスが可能
利用者は、時間や場所の制約を受けることなく「京都館PLUS X」内のポップアップストアにアクセスし、商品を閲覧・購入できます。また、3月9日午後1時から2時までの間は、店員と直接対話をしながら商品を選ぶことができます。この取り組みによって京都の伝統工芸の魅力に触れ、興味・関心を高めていくことが期待されています。
【今後の展開】
DNPは引き続き京都市との連携を深め、「京都館PLUS X」を活用した情報発信等を推進していきます。また、バーチャル空間での利用者の体験価値等を高める「XRコミュニケーション(R)事業」*3を一層推進するため、今後も複数のメタバース構築サービスを連動させ、利便性を高める「マルチバース」の可能性を検証していきます。これらの施策を通じて、企業や自治体のショールームや展示会、メタバース上の地域コミュニティーやECモール等に関する事業を推進していきます。
*1 京都館PLUS Xについて → https://shibuya-miyashitapark.parallel-city.jp/project/kyotokan/
*2 メタストアの詳細について → https://meta.hacosco.com/
*3 DNPのXRコミュニケーション事業 → https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/media.html
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