決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】 … ファストリ、イオンモール、キユーピー (1月9日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の1月8日から9日の決算発表を経て10日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　三光合成 <7888>
　20年5月期の連結経常利益を従来予想の23億円→10億円(前期は20.6億円)に56.5％下方修正し、一転して51.6％減益見通しとなった。

▲No.3　ポプラ <7601>
　20年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常損益は1億円の赤字(前年同期は7000万円の赤字)に赤字幅が拡大した。

▲No.5　イズミ <8273>
　20年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比10.1％減の211億円に減り、通期計画の338億円に対する進捗率は62.7％にとどまり、5年平均の67.6％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<9716> 乃村工芸社 　　東１　　 -6.60 　　1/ 9　　　3Q　　　 34.51
<7888> 三光合成 　　　東１　　 -5.62 　　1/ 9　　上期　　　-65.99
<7601> ポプラ 　　　　東１　　 -4.76 　　1/ 9　　　3Q　　　　赤拡
<8905> イオンモール 　東１　　 -3.47 　　1/ 9　　　3Q　　　　6.03
<8273> イズミ 　　　　東１　　 -2.55 　　1/ 9　　　3Q　　　-10.09

<8237> 松屋 　　　　　東１　　 -1.27 　　1/ 9　　　3Q　　　-42.65
<3396> フェリシモ 　　東１　　 -1.04 　　1/ 9　　　3Q　　　-59.27
<1377> サカタタネ 　　東１　　 -0.97 　　1/ 9　　上期　　　　0.19
<4745> 東京個別 　　　東１　　 -0.86 　　1/ 9　　　3Q　　　　0.94
<8923> トーセイ 　　　東１　　 -0.61 　　1/ 9　本決算　　　　7.91

<2809> キユーピー 　　東１　　 -0.49 　　1/ 9　本決算　　　 -2.33
<9983> ファストリ 　　東１　　 -0.14 　　1/ 9　　　1Q　　　 -8.17

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース