同社は、2030年までに、1,000台程度の車両のEV化を図っている。長期間使用後の中古トラックを有効活用し投資負担を軽減する観点から、子会社のSBSゼンツウが所有し、長期間使用されたディーゼルトラックをEV化する取り組みを進めている。
同社は、IAT、ヤマト モビリティ & Mfg.と、中古のいすゞエルフ2tを使用した検証を行っている。今回、IATとヤマト モビリティ & Mfg.がEVに改造した廃車予定であった2012年型「三菱ふそうキャンター1.5t積(FBA00型)」を使用し、教習所内コースを周回しながら走行性能や安全性の検証を行った。CO2を削減し、中古車の再利用を実現することで、低コストかつ短期間に納品できる。量産を前提とした小型ディーゼルトラックのEV改造として、国内初の取り組みとなる。
今後は、この量産予定車を用いて型式認証を取得し、公道にて貨物積載状態でのモニター走行をする予定である。同社は、サステナビリティ経営強化の方針のもと、同社のEV比率の拡大を進め、環境負荷の軽減に貢献していく。
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