東京リスマが反落、１４年１２月期業績予想を下方修正で、移設関連費用などが増加

　東京リスマチック<7861.T>が３日ぶり反落。１４日の取引終了後、１４年１２月期の連結業績見通しについて、売上高は従来予想の２２０億円（前期比６．６％増）はそのままに、営業利益を同７億円から５億円（同２６．２％減）へ、経常利益を同８億円から５億円（同３４．５％減）へ下方修正したことが嫌気されている。新工場を中心とした工場再編に加えて、都内事業所を含めた設備移転計画を今期中に完了することにしたことから移設費用など関連する費用が予想を上回ることが要因としている。なお、純利益は不動産売却に伴う特別利益と税効果により従来予想の１２億円（同２．４倍）を据え置いている。
　同時発表の第２四半期累計（１～６月）決算は、売上高１１０億５８００万円（前年同期比８．５％増）、営業利益２億１１００万円（同４２．６％減）、純利益１０億２００万円（同３．４倍）となった。オンデマンド印刷やサインディスプレーなど多様化するクリエイティブ需要に対応して商品ラインアップを充実させたことなどが寄与し増収を確保したが、移設費用などの増加で減益となった。

東京リスマの株価は９時１６分現在６６８円（▼１２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）