パイロットが続伸、自社製品の販売好調で１６年１２月期営業利益予想を上方修正

　パイロットコーポレーション<7846.T>が続伸。７日の取引終了後、１６年１２月期の連結業績予想について、営業利益を１５５億円から１９０億円（前期比１．６％減）へ、純利益を１００億円から１２０億円（同０．１％減）へ上方修正したことが好感されている。

　為替の影響はあるものの、主力の筆記具販売が好調なほか、海外市場での販売も順調で、売上高は従来予想の１０００億円（同０．８％増）を確保できる見通し。これに加えて、国内外で利益率の高い自社製品の販売が好調なことや、それに伴う生産数の増加や生産効率の改善によるコストダウンなどが寄与し減益幅が縮小するとしている。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１～９月）決算は、売上高７２５億８１００万円（前年同期比０．８％減）、営業利益１５８億８７００万円（同１０．４％増）、純利益１０２億６５００万円（同１１．９％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）