■メディシノバ <4875> 292円 (+49円、+20.2%) 一時ストップ高
メディシノバ・インク <4875> [東証S]が続急騰、一時ストップ高となった。4日の寄り前、世界最大級のALS(筋萎縮性側索硬化症)研究コンソーシアムであるNEALSの24年次総会において、ALSを適応として現在実施中のMN-166(イブジラスト)のフェーズ2b/3臨床治験に関する演題がポスター発表に採択されたと発表しており、好材料視された。年次総会は10月21日から24日に米フロリダ州クリーンウォーター及びオンラインで開催され、同社のセッションは23日の予定となっている。
■バードマン <7063> 595円 (+81円、+15.8%) 一時ストップ高
Birdman <7063> [東証G]が7日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。3日の取引終了後に代表取締役社長の交代人事を発表した。業績悪化を受けて伊達晃洋氏が社長を退任し、クリエイティブ事業やエンターテインメント事業を手掛けるミューン(大阪市中央区)代表取締役である嶋津宗成氏が社長に就任する予定。また、新たに顧問で海帆 <3133> [東証G]取締役の吉川元宏氏、海帆取締役会長の国松晃氏、同取締役管理本部長の水谷準一氏、弁護士法人C-LiA代表社員の刈谷龍太氏が取締役に就任する予定で、再生への期待感から買われたようだ。
■富士ソフト <9749> 9,630円 (+660円、+7.4%)
東証プライムの上昇率トップ。富士ソフト <9749> [東証P]が急伸。米投資ファンドのベインキャピタルが3日、富士ソフトに対し株式公開買い付け(TOB)による非公開化を提案したと発表した。富士ソフトを巡っては、米投資ファンドのKKR
■GFA <8783> 284円 (+15円、+5.6%)
GFA <8783> [東証S]が続急伸。3日の取引終了後、戦略的業務連携を推進している 再生医療ベンチャーのルミライズ(東京都千代田区)が、国内における脱分化脂肪細胞の新たな製法に関する特許出願を実施したと発表しており、好材料視された。今回特許申請した発明「哺乳動物由来の脱分化脂肪細胞から神経細胞を製造する方法」は、ルミライズが開発した遺伝子導入フリーのヒト体細胞の神経リプログラミングシステムに関するもので、現在有効な治療法がない脳梗塞(慢性脳梗塞を含む)や脊椎損傷、パーキンソン病などの中枢神経系の疾患や障害に対する有効な治療法となることが期待されている。GFAではルミライズの特許申請を受けて、資本・業務提携を検討していくうえで、ルミライズの再生医療開発における将来的な事業の蓋然性を高くするものであるとしており、具体的な協業に関しては詳細が決まり次第開示するとしている。
■バンナムHD <7832> 3,210円 (+96円、+3.1%)
東証プライムの上昇率3位。バンダイナムコホールディングス <7832> [東証P]が大幅続伸。SBI証券が3日、バンナムHDの目標株価を4080円から4480円に増額修正した。投資判断は「買い」を継続している。「ELDEN RING」のダウンロードコンテンツが好調に推移し、トイホビー事業では「ONE PIECE CARD GAME」などのトレーディングカードゲームがけん引役となっていると指摘。デジタル事業での新作販売効果や、トレーディングカードゲームの好調維持を見込むほか、テレビ放映開始の「仮面ライダーガヴ」の業績面でのポジティブな効果にも期待する。同証券はバンナムHDの26年3月期営業利益予想をこれまでの1509億7900万円から1665億4200万円に引き上げた。
■ニトリHD <9843> 22,000円 (+550円、+2.6%)
東証プライムの上昇率5位。ニトリホールディングス <9843> [東証P]が続伸。3日の取引終了後に発表した8月度の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比7.8%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。一部の店舗で台風による影響を受けたものの、テレビCM効果やエアコンキャンペーンなどにより、ベッドルーム家具、台所整理用品、寝具寝装品などの売り上げが好調に推移した。なお、全店売上高は同9.9%増だった。
■PLANT <7646> 1,738円 (+43円、+2.5%)
PLANT <7646> [東証S]が10日続伸。同社は北陸地盤に大型ディスカウントストアを展開。7月下旬に発表した第3四半期累計(23年9月21日-24年6月20日)決算は売上高が前年同期比2.3%増の732億3800万円、営業利益が同44.6%増の17億3200万円だった。営業利益ベースで通期計画(20億円)に対する進捗は良好だ。決算と同時に自社株買いの実施も明らかにした。株価は決算や自社株買いを評価する流れとはならず、8月上旬の全体暴落局面のなか下落を余儀なくされたが、その後は切り返しの動きを鮮明としている。
■東邦HD <8129> 4,862円 (+87円、+1.8%)
東邦ホールディングス <8129> [東証P]が続伸。3日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズの保有割合が15.26%から16.40%に上昇したことが判明しており、買い増しの動きに対する需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこととしており、報告義務発生日は8月27日となっている。
■NSSOL <2327> 3,795円 (+60円、+1.6%)
日鉄ソリューションズ <2327> [東証P]が4日続伸。3日の取引終了後、リクルートホールディングス <6098> [東証P]が東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)を通じて実施した自己株式への買い付けを巡り、応募した全株式について売り付けが成立したと発表した。売却総額は743億円で、2025年3月期の単体決算において投資有価証券売却益約720億円を計上する。NSSOLは連結決算については国際会計基準(IFRS)を採用しており、連結業績への影響はないとする。同社を巡ってはアクティビスト(物言う株主)とされる3Dインベストメント・パートナーズによる5%保有が8月に明らかになっている。資本効率の改善に向けた取り組みを改めて評価した買いが入ったようだ。
■Uアローズ <7606> 2,267円 (+29円、+1.3%)
ユナイテッドアローズ <7606> [東証P]が続伸。3日の取引終了後に発表した8月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同月比14.7%増となり、8ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて休日が1日多かったことで+1.4ポイント程度の影響があったことに加えて、夏物衣料、秋物の新作ともに定価販売が大きく伸びたことが寄与した。また、ネット通販の好調が継続しているのに加え、月中に2度の台風の影響があったものの小売も2ケタ近い伸びとなった。なお、全社売上高は同14.7%増だった。
■ABCマート <2670> 2,990.5円 (+33.5円、+1.1%)
エービーシー・マート <2670> [東証P]が続伸。3日の取引終了後に発表した8月度売上高で、既存店売上高が前年同月比11.0%増と30ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。地震や台風の影響により休業店舗や時短店舗があったものの、前年に比べて土曜日が1日多い曜日並びだったことに加えて、残暑が厳しいことからサンダルやTシャツが引き続き好調だった。なお、全店売上高は同12.4%増だった。
※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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