会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結経常損益も従来予想の9000万円の黒字→2億2300万円の赤字(前年同期は5800万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
売上高につきましては、情報・印刷事業にあっては、デジタル印刷を中心とするECサイトからの受注はリピートを中心に底堅く推移しました。しかし、社会経済活動の正常化に伴い、顧客における販促活動は回復傾向にはあるものの、フリーペーパーやチラシ等の受注は減少しました。知育事業にあっては、出版部門は当期も課題図書に選定された書籍の売上高が伸びるとともに長年蓄積してきた絵本コンテンツの版権販売ビジネスが大きく伸長しました。幼保部門はコロナウイルス対策関連商品の需要一巡、幼保園の園児数の減少、更には、新しいヒット商品の投入が出来なかった等により売上が大幅に減少しました。通信販売事業にあっては、アウトバウンドによるフォローを積極的に進めましたが、新商品の開発・投入が遅れたこと等により新規顧客獲得数が伸び悩みました。これらの結果、当初予想を1,184百万円下回る予想です。利益面につきましては、情報・印刷事業にあっては、数次にわたる印刷用紙やインキ価格の値上げ、電力費等のエネルギーコストの高騰への対応として製品価格是正交渉を鋭意進めましたが、全体需要が減少する中での交渉であったことやコスト上昇と価格改定の間にタイムラグが生じざるを得ないこともあり、コストアップを当期中にカバーするには至りませんでした。知育事業にあっては、コスト削減を図りましたが、幼保部門の売上高減少分を補い切れませんでした。通信販売事業にあっては、レスポンス率の低い媒体への広告投入を抑える一方で成功報酬型の販促施策を進めたことにより、赤字幅が縮小する見込みです。その結果、営業利益は当初予想を314百万円、経常利益は313百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は327百万円、それぞれ下回る見込みです。(注)上記の予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後のさまざまな要因により予想と異なる結果となる可能性があります。
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