<動意株・22日>(大引け)=ソラスト、アクセル、JBRなど
アクセル<6730.T>=後場一段高。正午ごろ、半導体IPの開発やライセンス提供を行うデンソー<6902.T>子会社のエヌエスアイテクスと、組み込み機器に向けた人工知能(AI)ソリューションを共同提案していくと発表しており、これが好材料視されている。今回の共同提案にあたり、両社はエヌエスアイテクスが開発するDFP(データフロープロセッサ)「DR1000C」に、アクセルが独自開発するAIフレームワーク「ailia SDK」を実装する開発協力を行ったという。また、今回の開発環境向けでの協力関係を基盤に、エンドユーザーの組み込み機器に向けたAIソリューションの共同提供など新たな製品・サービスの開発にも取り組むとしている。
ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>=急反発。同社は21日取引終了後に、電力小売事業から撤退すると発表。業績の安定性向上につながるとの見方などから評価されているようだ。事業撤退は、昨年12月から今年1月にかけて発生した想定以上の市場電力価格高騰の影響を受けたことが背景にあり、価格高騰再発リスクの可能性を踏まえ撤退を決めたという。なお、撤退完了時期は9月末を予定しており、今後資源エネルギー庁に撤退スケジュールを提出するとしている。
IMV<7760.T>=大幅高で3連騰、年初来高値更新。前日は東証1・2部新興市場ともに波乱展開となるなか同社株は強さを発揮し続伸、きょうは改めて買いを呼び込んでいる。自動車業界向けを中心に振動試験装置や計測器を提供し、受託試験サービスも行う。車載用リチウムイオン電池の充放電の性能確認では世界的な電気自動車(EV)シフトで収益機会が拡大している。また、AI・IoT導入の動きが進むなか、FA監視計やIoT振動診断ユニットなどで新たな商機を捉えている。21年9月期は営業利益9億9000万円と前期比約3倍の急変貌を見込むが更なる増額余地が意識されている。
象印マホービン<7965.T>=急反発。21日の取引終了後、21年11月期の連結業績予想について、売上高を760億円から775億円(前期比3.4%増)へ、営業利益を57億円から67億円(同23.2%増)へ、純利益を40億円から44億円(同11.6%増)へ上方修正したことが好感されている。上期において、国内ではホットプレート、オーブントースター、コーヒーメーカーなどの巣ごもり関連商品や衛生関連商品が引き続き好調だったほか、せんとパッキンが一つになった「シームレスせん」を採用したステンレスマグがヒット化したことが貢献。海外でも特に北米市場で炊飯ジャーや電気ポット、ホームベーカリーの売り上げが伸びたほか、中国市場が堅調に推移したことが寄与した。更に、圧力IH炊飯ジャーなど高付加価値商品の販売増加やコストダウン、経費削減効果なども利益を押し上げた。
ウェルネット<2428.T>=一時、ストップ高。同社はコンビニエンスストアなどを対象に電子決済及び収納代行業務を手掛け、米アマゾンへのスマートフォン決済アプリ提供など業容拡大が進んでいる。21日取引終了後、決済代行事業でソニーグループ<6758.T>のソニーペイメントサービスと業務提携し、ソニーペイメントサービスでスマホ決済アプリ「支払秘書」の拡販を開始することを発表、これが強力に株価を刺激する材料となった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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