トプコンが朝安後切り返す、東北大と協力し緑内障分類を自動で行うソフトウエア開発
緑内障は、眼圧が最も重要な危険因子だが、眼血流や近視、血管の攣縮(スパスム)などが原因で悪化することも知られている。そのため、眼圧下降治療だけでは緑内障の進行を食い止めることが困難で、眼圧以外の危険因子(スパスム、近視、血流障害)と眼圧を反映した4つのグループに緑内障を分類することで治療の効率化が図れるが、その分類方法は検者の熟練を要し、また主観的な要素が大きく、一般の診療所では分類が難しいことが問題だった。
同研究では、日本が世界をリードしている、スウェプトソース光断層計(OCT)で撮像した視神経乳頭形状の計測値を用いて、自動で緑内障の4分類を行うことができるというもので、多様な病因や進行形態をとる緑内障診療において、全国どこでも標準化された緑内障病態の細分化や治療の個別化につながることが期待できるという。なお、研究結果は、「PLOS ONE」誌に掲載されるという。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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