<動意株・24日>(大引け)=佐藤渡辺、水戸証、東京計器など
水戸証券<8622.T>=急反騰。前週末20日の引け後に、14年3月期の期末配当を9円にすると発表しており、これを好感した買いが入っている。中間配当と合わせて年間配当は16円(前期12円)となり、前週末終値ベースでの年間配当利回り3.9%から、利回り妙味が高まった。
東京計器<7721.T>=後場に入り上げ幅を拡大。午後2時ごろに従来3円を予定していた14年3月期の期末一括配当について、4円50銭(前期3円)に引き上げると発表しており、これを好感した買いが入っている。
森下仁丹<4524.T>=急反発。同社は20日、神戸大学大学院医学研究科感染症センターの白川利朗准教授とビフィズス菌を応用した経口ワクチンを研究し、共同で特許を出願しているが、神戸大学の研究チームが、この技術を利用したC型肝炎の経口治療ワクチン候補の開発に成功、これを好感している。
若築建設<1888.T>=反発。海上土木で豊富な実績を擁し、好調な受注環境のなかで採算を重視した案件確保が功を奏している。14年3月期経常利益は19億円見通しと期初予想を大幅に増額、前期比68%増益となる高変化が光る。「今3月期第3四半期までの受注高が580億円強と前年同期比37%増の高い伸びをみせているほか、繰越高もほぼ同レベルの550億円強を確保、超過金額の大きさが来期業績の伸びにも反映される」(業界アナリスト)状況にある。
大平洋金属<5541.T>=堅調。新日鉄住金系のフェロニッケル精錬の最大手だが、ニッケル市況の回復が顕著で株価浮上の足場となっている状況。ニッケル価格は、主要輸出元であるインドネシアが1月から供給を停止、ウクライナ情勢の緊迫化を背景とするロシアからの供給停滞思惑もあって3月に入り上げ足を一段と強め、19日には約1年ぶりの高値水準に達している。同社株は過去に投機資金の攻勢で大相場を形成した実績もあり、ニッケル市況の上昇が短期資金の食指を動かす契機となっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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