東京衡機が２４年２月期業績予想を上方修正、エネルギー関連の工事案件の需要が伸長

　東京衡機<7719.T>は１２日の取引終了後、２４年２月期第３四半期累計（３～１１月）の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想の上方修正を発表した。最終損益の黒字額の見通しはこれまでの８０００万円から１億６０００万円（前期は６億９８００万円の最終赤字）に引き上げた。

　今期の売上高予想は３３億円から３４億円（前期比１１．３％増）に見直した。エンジニアリング事業ではエネルギー関連の工事案件の需要が伸長。試験機事業も全体では増収増益となる見通し。商事事業の販売先に対する未回収債権の分割回収に伴う貸倒引当金の戻し入れや、会社役員賠償責任保険の特約による受取保険金の計上も寄与する。３～１１月期の売上高は前年同期比１１．４％増の２３億７７００万円、最終損益は１億６０００万円の黒字（前年同期は６億３２００万円の最終赤字）となった。最終損益の黒字額は通期の計画と同水準となっている。

出所：MINKABU PRESS