東京株式(前引け)=朝高後に軟化も引けにかけ下げ渋る
きょう前場の東京株式市場は、日経平均が朝高後に軟化した。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック指数とも反発したほか、原油市況が下げ止まり、為替の円高も一服したことを受け反発して始まったが、買いが続かなかった。あす予定される米雇用統計発表を前に買い手控え感が強まった。日経平均は一時1万6000円台を割り込む場面もあった。ただ、日銀のETF買い入れ枠拡大で下値も売り込みにくく、その後は下げ渋る展開に。
個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が売買代金トップで株価は軟調。四半期好決算発表も明治ホールディングス<2269.T>は利益確定を急ぐ売りに大幅安。ブイ・テクノロジー<7717.T>も値を下げた。アイスタイル<3660.T>が急落、森永製菓<2201.T>、日本触媒<4114.T>などの下げも目立っている。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが底堅さを発揮し、三菱商事<8058.T>も続伸。大幅増益決算を材料にイソライト工業<5358.T>、住友精化<4008.T>などが値を飛ばした。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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