東京株式(大引け)=106円高、円高警戒も米株高受け5日続伸
大引けの日経平均株価は前日比106円56銭高の1万5682円48銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は17億3592万株、売買代金概算は1兆7958億8000万円。値上がり銘柄数は1388、対して値下がり銘柄数は454、変わらずは125銘柄だった。
名実ともに7月相場入りとなったきょうの東京市場は、リスク選好の動きが続いた。前日の米国株市場ではNYダウが直近3日間でブレグジットを受けて急落した分の90%を取り戻しており、東京市場でも主力株に中心に追い風が強まった。寄り前発表の日銀短観では企業の景気への慎重な見方が反映され、追加緩和期待が高まったこともプラスに働いた。ただ、来週明けは米国の独立記念にあたり、米国市場が休場となることもあって、いったん買いを手仕舞う動きも出たもよう。日経平均は一時190円高に買われる場面があったが、1万5700円台は上値も重く、その後は取引時間中に為替が円高に振れたことも警戒され、主力株中心に伸び悩んだ。しかし、今週は1週間を通じて安い日がなく、相場の足腰の強さが浮き彫りとなった。売買代金は2兆円を下回った。
個別では、ニトリホールディングス<9843.T>が大幅高、良品計画<7453.T>も大きく買われた。KDDI<9433.T>、東芝<6502.T>もしっかり。ソフトブレーン<4779.T>がストップ高、キャリアリンク<6070.T>も値を飛ばした。ネクスト<2120.T>、イーレックス<9517.T>、山一電機<6941.T>なども物色人気。大日本住友製薬<4506.T>も商いを伴い高い。
半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が軟調、ブイ・テクノロジー<7717.T>も売りに押された。ダブル・スコープ<6619.T>、アダストリア<2685.T>が大幅安、出光興産<5019.T>の下げも目立った。JAL<9201.T>、商船三井<9104.T>も軟調。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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