日本ライフＬ、非開示だった今期経常は5％減益、未定だった配当は29円実施

　日本ライフライン <7575> が8月5日大引け後(15:10)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比48.5％減の12.9億円に落ち込んだ。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比5.2％減の98.8億円に減る見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比21.9％減の37.7億円に減る見通しを示した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は29円実施する方針とした。年間配当は29円となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の21.1％→14.6％に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による業績への影響を合理的に算定することが困難であるため未定としておりました。その後、日本国内におきましては緊急事態宣言の解除等を受け、経済活動が再開し始めていることから、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき、連結業績予想を算定いたしました。　2021年３月期第１四半期は症例数の減少を受け、売上高は減少いたしましたが、６月以降は症例数が回復傾向にあることから、第２四半期末に向けて一部影響は残りながらも症例数は回復し、第３四半期以降の販売への影響は限定的なものと見込んでおります。　また、利益面につきましては、足元での費用は全般的に前年同期に比べ減少しており、第２四半期以降も引き続き販売費及び一般管理費の抑制に努めてまいりますが、リズムディバイスにおける取引先変更に伴う費用増等の影響から、通期の営業利益以降の各利益は前期に比べ減少する見通しです。

　　当社は、業績及び今後の事業展開における資金需要等を勘案し、必要な内部留保を確保しながら安定的な配当を継続するとともに、株主の皆様に対する利益還元策を適宜実施していくことを基本方針としております。　2021年３月期の配当予想につきましては、業績予想と合わせて未定とさせて頂いておりましたが、上記の配当方針及び通期の業績見込みを踏まえて、期末配当は前期と同じく１株当たり29.00円を予定しております。（注）上記の予想数値は、新型コロナウイルスのさらなる感染拡大の影響や、その他の様々な要因により変動する可能性があります。