戸建住宅事業の売上高は前期比19.9%増の677.34億円、セグメント利益は同22.3%増の28.43億円となった。タイル・建材販売は、売上高は前年比プラスで推移した。その主な要因は、商品の供給が回復したことにより、木質建材やプレカット構造材の販売が伸長したことや、住宅向けスペック営業展開の強化により、自社ブランドタイル販売が回復したことによる。タイル・建材工事は、売上高は前年比プラスで推移した。その主な要因は、営業力強化により、タイル工事及びサイディング工事の受注が増加したことによる。住宅設備機器関連販売及び工事は、売上高は前年比プラスで推移した。その主な要因は、マニックス分が加算されたことに加え、新規開拓強化により、新規ビルダー向け水回り商材の受注が増加したことや、供給不足の解消や価格改定前の需要増加により、衛生陶器や給湯器の販売が回復したことによる。
大型物件事業の売上高は前期比18.3%増の114.09億円、セグメント利益は同52.6%減の3.92億円となった。タイル工事は、売上高は前年を下回った。その主な要因は、中規模マンション等の工事は前年並みの一方で、再開発物件等の大型工事は減少したことによる。住宅設備販売及び工事は、売上高は前年比プラスで推移した。その主な要因は、マニックス分が加算されたことに加え、マンションリフォーム工事や非住宅物件向けの設備工事が増加したことによる。空調衛生設備工事は、売上高は前年を下回った。主な要因は、民間の設備改修工事は増加したものの、昨年秋以降、入札競争の激化による公共物件の受注が減少したことによる。
2023年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.5%増の835.00億円、営業利益が同9.5%増の20.80億円、経常利益が同11.2%増の24.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.2%増の16.50億円を見込んでいる。
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