コジマは小動き、第３四半期営業利益３．６倍も反応限定的

　コジマ<7513.T>は小動き。１１日取引終了後、１６年８月期第３四半期累計（１５年９月～１６年５月）の単独決算を発表し、売上高は１６６１億７５００万円（前年同期比０．４％増）、営業利益は６億３４００万円（同３．６倍）、最終損益は２億８９００万円の赤字（前年同期８億４８００万円の赤字）と大幅営業増益なったが、市場の反応は限定的。

　「コジマ×ビックカメラ」３店舗を新規に出店したほか、既存店のスクラップ＆ビルドを行ったことが増益に寄与した。ただ、災害による損失を計上したほか、税制改正に伴う法人税率引き下げの影響で繰り延べ税金資産の一部を取り崩したことから、最終損益は前年同期に続き赤字となった。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高２３００億円（前期比１．７％増）、営業利益２０億円（同２．２倍）、最終利益５億４０００万円を見込んでいる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）