ハウスローゼ、前期経常を一転黒字に上方修正

　ハウス　オブ　ローゼ <7506> が4月15日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の4000万円の赤字→1億5000万円の黒字(前の期は1億9600万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の1700万円の赤字→1億7300万円の黒字(前年同期は1億2300万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当期は、新型コロナウイルス感染症拡大が当社業績に与える影響について、合理的に算出することが困難であることから、当期業績予想につきましては、2020年10月15日に公表いたしました。　その後、新型コロナウイルス感染症の影響は一時縮小したかに見えましたが、冬期に入り再拡大し、本年１月７日に発出された再度の緊急事態宣言を契機として、主力である都市部店舗を中心に客数の減少を伴い売上高が減少、特に年間を通じて最も売上獲得が期待できるウインターセール売上が低調な推移となりました。この状況を受け、本来は１月31日迄としていたウインターセールを２月末日まで１カ月間延長することで売上高の減少を抑制し、一方でネット通販売上高が計画以上の伸長となったこと等により、全社売上高は当初予想から2.9％減に留まる見込みとなりました。　　また、費用面につきましては、高価格商品の販売強化及びネット通販の伸長により売上原価率が低下したことに加え、店舗家賃の低減交渉や広告宣伝費を始めとした経費全般の見直しを徹底し、合理化・効率化を推進したことで経費が削減されたことから、営業利益は当初予想では50百万円の営業損失としておりましたが、現時点で1億15百万円の黒字化を見込んでおります。　なお、配当予想につきましては、修正は見込んでおりません。