<動意株・20日>(大引け)=パピレス、ディアライフ、バリューデザなど
ディア・ライフ<3245.T>=続伸、年初来高値が視野。19日の取引終了後、東京都新宿区の販売用不動産を売却すると発表したことが好感されている。売却価格の詳細は非開示としているが、19年9月期連結売上高198億6600万円の10%以上に相当する額という。なお、売り上げ計上は20年9月期第1四半期を予定している。
バリューデザイン<3960.T>=後場急伸。この日正午ごろ、イベンテック事業などを手掛けるブレイブソフト(東京都港区)と資本・業務提携を行ったと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の提携は、近年の急激なキャッシュレス化がイベント市場にも及んでいることを受けて、連携してこれに対応するのが狙い。ブレイブソフトのさまざまな催事やイベントの公式アプリを低コスト・短納期で作成できるSaaSサービス「eventos」に、バリューデザのプリペイドサービスを連携させることで、イベント公式アプリにチャージ・決済機能を追加することが可能になり、既に今年10月にはブレイブソフトが提供した「仙台アニメフェス2019」の公式アプリに当社プリペイド機能を連携したサービスを提供しているという。また、ブレイブソフトが行う第三者割当増資の一部を引き受けるとしており、出資比率は非開示だが、関連会社とはならない範囲としている。
日本テレホン<9425.T>=大幅続伸。午前11時ごろ、筆頭株主である兼松コミュニケーションズ(東京都渋谷区)とリユースモバイル事業に関する業務提携契約を締結すると発表したことが好感されている。今回発表された業務提携では、兼松コミュニケーションズが有する法人顧客への「リユースモバイル商材」(中古スマートフォン、タブレットなど)の端末提供や付帯サービスの提供、日本テレホンが有するリユースモバイル端末の買い取り連携パッケージを提供することによる、法人サービスプラットフォームの強化などを連携して行うという。なお、20年4月期業績への影響は軽微としている。
アイリッジ<3917.T>=上値指向強まる。同社は19日、南海電気鉄道<9044.T>の利用者向けアプリの開発を支援したと発表。これが新たな買い手掛かりとなっているようだ。南海アプリは、列車がどこにいるかリアルタイムで確認できる「列車走行位置」や、乗り換え路線や停車する列車の種別、これから来る列車の時刻などが確認できる「駅情報」、遅延情報などをお知らせする「運行情報通知」機能に対応した鉄道利用者向けアプリ。このアプリには、アイリッジの顧客データ分析プラットフォーム「FANSHIP」が組み込まれている。また、同日には「FANSHIP」が農林中央金庫(東京都千代田区)の「JAバンクアプリ」に導入されたことも明らかにしている。
SBIインシュアランスグループ<7326.T>=急反発。同社はSBIグループの保険事業を統括している。19日取引終了後、光通信<9435.T>と資本・業務提携することを発表。これが株価を押し上げる材料となっている。相互に相手方企業グループの保険会社・少額短期保険会社の代理店となり、拡販を図る方針。資本面では光通信を引受先とする第三者割当増資を実施する。調達する約22億6900万円はM&A(企業買収)資金に充てる方針。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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