■セイファート <9213> 1,352円 (+300円、+28.5%) ストップ高
セイファート <9213> [東証S]がストップ高。同社は30日取引終了後、主力商品である美容師向け求人情報サイト「re-quest/QJ navi」で、人材マッチング及び検索機能を向上させた新機能をリリースしたと発表。これが材料視されたようだ。同社はこれにより、美容師ユーザーの会員化促進を図り、月間新規会員数25%増を計画。新規会員数が伸長することにより「re-quest/QJ navi」のユーザー活性化が図られ、応募件数などの増加が見込まれることから、求人広告掲載企業の満足度向上につながり、同サイトに掲載される求人広告数もともに伸びるとみている。
■プラザHD <7502> 480円 (+80円、+20.0%) ストップ高
プラザホールディングス <7502> [東証S]がストップ高。30日の取引終了後に株主優待制度を拡充すると発表しており、これが好材料視された。24年3月末時点の株主から、既存の優待内容にグランピング宿泊体験とアパレル商品を加え、既存のカタログギフトも内容を充実するとしている。
■エヌピーシー <6255> 706円 (+100円、+16.5%) ストップ高
エヌ・ピー・シー <6255> [東証G]がストップ高。30日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想について、売上高を91億2500万円から93億7600万円(前期比2.1倍)へ、営業利益を6億5800万円から9億4100万円(同51.8%増)へ、純利益を5億3300万円から9億5200万円(同2.5倍)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を2円から6円(前期2円)へ引き上げたことが好感された。部品の販売が想定よりも好調に推移し売上高が計画をやや上回る見込みであることに加えて、仕入れコストの削減や製造工程と現地作業でのコスト削減などに引き続き取り組んだことも奏功する。
■トゥルーD <4416> 570円 (+80円、+16.3%) ストップ高
True Data <4416> [東証G]がストップ高。30日の取引終了後、小売業が新規出店を計画する際の売り上げを予測する新サービス「SalesSensor(セールスセンサー)」の提供開始を発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。新サービスの販売開始は9月13日を予定する。セールスセンサーでは、小売業が独自に持つ売上実績データや競合店の情報、人口や平均世帯年収など外部のオープンデータをAIが分析。地域特性を加味した売上予測を自動的に算出し、新規出店を成功につなげる。
■セレンHD <7318> 1,509円 (+106円、+7.6%)
セレンディップ・ホールディングス <7318> [東証G]が急反発。同社は30日取引終了後、製品単位の二酸化炭素(CO2)排出量をリアルタイムで実測できるクラウドサービス「GreenConnex(グリコネ)」を東邦ガス <9533> [東証P]と共同開発したと発表。「グリコネ」を活用し、邦ガスのエネルギー及びエンジニアリングの知見と、セレンHDの製造現場の改善ノウハウを組み合わせて、CO2排出源となる生産設備及び生産方法を見直すことが可能。自動車業界、化学業界、食品業界などの企業を中心に具体的な提案をすることで、CO2排出量の削減につなげるとしている。
■いちご <2337> 313円 (+21円、+7.2%)
東証プライムの上昇率4位。いちご <2337> [東証P]が急伸。30日の取引終了後、自社株買いを発表しており、これを好感する買いが入った。1200万株(自己株式を除く発行済み株式数の2.65%)、30億円を上限としており、取得期間は9月1日から24年2月29日まで。同社の自社株買いは7期連続となる。
■フタバ <7241> 688円 (+43円、+6.7%)
東証プライムの上昇率6位。フタバ産業 <7241> [東証P]が4日続急伸。トヨタ系自動車部品会社で売上高の8割強をトヨタ自動車 <7203> [東証P]向けで占めている。トヨタの自動車生産回復が顕著となるなか、同社への追い風も強まっている状況だ。電気自動車(EV)シフトの流れにも早くから対応を進めており、アルミ製やステンレス製のバッテリー冷却プレートや、大型バッテリーケースなどバッテリー性能に貢献する製品開発を推進している。24年3月期営業利益は前期比43%増の110億円を見込むが、一段の増額修正の可能性が高いとみられている。PERが8倍台、更にPBRは0.5倍台と株価指標面から非常に割安感が強いことで、水準訂正をにらんだ継続的な買いが流入した。
■タイガポリ <4231> 824円 (+51円、+6.6%)
タイガースポリマー <4231> [東証S]が急反発。時価は2018年5月以来約5年3ヵ月ぶりの高値水準に浮上した。自動車部品用成形品を主力としており、ホンダ <7267> [東証P]向けを軸に大手自動車メーカーの需要を獲得している。ここ半導体不足の解消で自動車生産台数の回復が顕著となっており、同社もその恩恵を享受できる立場にある。原料コストの上昇も製品価格への転嫁が進み利益採算を確保している。株価は新値街道を走っているが、PBRは依然として0.4倍台と解散価値の半値以下の水準にあり、なお上値指向が強い。
■牧野フ <6135> 6,970円 (+380円、+5.8%)
東証プライムの上昇率8位。牧野フライス製作所 <6135> [東証P]が4日続急伸。株価は2007年8月以来、16年ぶりとなる7000円台に乗せた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は30日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」に引き上げた。目標株価は6100円から9000円に見直した。今後は受注回復や挽回生産・価格転嫁による業績拡大が進むとみており、工作機械セクターのなかで相対的に割安な株価バリュエーションが修正される可能性が高い、とみている。同証券では24年3月期の連結営業利益を従来予想の157億円から198億円(会社計画132億6000万円)に見直したほか、25年3月期の同利益は247億円を見込んでいる。
■ABEJA <5574> 5,290円 (+280円、+5.6%)
ABEJA <5574> [東証G]が急反発。30日の取引終了後、PwCコンサルティング(東京都千代田区)と、生成AIをはじめとした最新テクノロジーを活用した企業のDX推進支援に関する協業を開始したと発表しており、これを好感した買いが流入した。PwCコンサルティングのAI領域や豊富な業界の知見及びビジネス構築力と、ABEJAが10年以上にわたりAIの領域でビジネスを展開してきたノウハウ及びデジタルビジネスの立ち上げやDX推進支援の実績を相互に活用することで、より多くの企業を対象に生成AIの利活用を推進するのが狙い。今後、両社は連携して生成AIなどの活用を前提とした戦略立案、ビジネスプロセスの構築、オペレーションの運用などの一連のプロセスをワンストップで提供するとしている。
■みらいWKS <6563> 800円 (+37円、+4.9%)
みらいワークス <6563> [東証G]が大幅反発。同社は31日、日本初の女性アスリートの社会進出を支援するプラットフォームを運営するDEPORTE(デポルテ、東京都渋谷区)と業務提携したと発表しており、これが材料視されたようだ。同社は今後、デポルテの運営するプラットフォーム「Next-One」に登録する女性アスリートに対して、正社員、副業・業務委託、フリーランス・業務委託などのマッチングやリスキリングサービスを提供するとしている。
※31日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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