<7241> フタバ産業
四季報より 業種:輸送用機器。
【特色】自動車骨格プレス部品大手、プレス・溶接技術が核。マフラー国内首位。トヨタG向け7割強
【急回復】有償支給の触媒除き600億円増収。ボディ部品やマフラーはトヨタ減産拡大で数量鈍化。販価是正追いつかず一転続落。24年3月期は新車生産が徐々に上向く。採算管理徹底で製品利幅拡大。北米の赤字縮小。販価転嫁も寄与。営業益急回復。
【商品力】マフラーは小型化し省スペース性強みに訴求。軽量高強度の超ハイテン材使用した車体部品が新型プリウスに採用。
2023年4月26日に2023年3月期本決算と2024年3月期本決算予想を発表。2023年3月期本決算は前期比で営業利益は+25.6%の76.81億円、経常利益-0.5%の77.68億円の増収・減益。2024年3月期本決算予想は、前期比で営業利益は+17.2%の90.00億円、経常利益+3.0%の80.00億円の増収・増益の見通し。
コロナ相場での下落で、2020年3月19日に379円で底打ちとなり、7月31日の409円を2点底にして再上昇し、2021年3月19日に653円の年初来高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で大きく下げ、短期の上昇トレンド(A)を下に切って、2022年3月14日の305円で当面の底打ちとなりました。ここからの反発で下降トレンド(B)をいったん横にぬけるものの、6月9日の416円、2023年7月22日の410円と2点天井をつけて再下落となり、2023年9月27日の317円で3月14日の305円に対する2点底となり、上昇トレンド(C)へ転換しました。2023年3月3日に425円まで上昇して、3月20日に381円まで押し目を入れ、5月23日に488円まで上昇してもみあっているところです。
<3861> 王子ホールディングス
四季報より 業種:パルプ・紙。
【特色】1873年創立。製紙国内首位、段ボール、パルプ、感熱紙のアジア、南米展開など海外先行
【再上昇】国内は印刷用紙、段ボールが原燃料価格高騰に値上げ追いつかない。パルプ外販が気を吐いても会社営業益未達。24年3月期は印刷用紙漸減、段ボール数量増。前期からの値上げが、どうにか浸透。パルプ価格高原状態で利益反発。為替差益縮小。
【木質由来】新素材、医薬品等で30年売上高1000億円目標。セルロースナノファイバーはゴム補強材でタイヤ用途開発へ。
2023年5月12日に2023年3月期本決算と2024年3月期本決算予想を発表。2023年3月期本決算は前期比で営業利益は-29.4%の848.18億円、経常利益-29.7%の950.08億円の減収・減益。2024年3月期本決算予想は、前期比で営業利益は+17.9%の1000.00億円、経常利益+5.3%の1000.00億円の増収・増益の見通し。
コロナ相場での下落で、2020年3月13日に401円で底打ちとなり、3月30日に597円まで自律反発し、ここからの調整で8月3日の435円、10月30日の436円とほぼ2点底となって、下値ではゆるやかな上昇トレンド(A)となり、この中で大幅上昇となって、2021年3月26日の767円、5月13日の769円と2点天井をつけて、短期の下落トレンド(B)に転換しました。この中で11月30日に524円まで下げて反発し、再下落となって2022年3月10日の518円まで下げて2点底となり、4月21日に633円の戻り高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(C)となり、この中で下向きの先細三角形の保ち合いとなり、2023年2月3日に513円まで下げて反発し、もみあっているところです。
<4215> タキロンシーアイ
四季報より 業種:化学。
【特色】プラスチック加工大手でIT向け樹脂板首位。樹脂系建材でも高シェア。シーアイ化成と合併
【小幅増益】北米のシュリンクフィルムが後半急ブレーキ。建装品も底割れ。営業益3割減。減損。減配。24年3月期は半導体向け高機能プレートが成長やや鈍化。値上げ効果が通期で効いても営業益小幅増程度。
【SDGs】バイオマスの伸縮フィルム開発。宅配用途で23年度内の発売目指す。半導体向けへの横展開も視野。国際規範支持する人権方針策定。欧米の取引先にアピール。
2023年5月9日に2023年3月期本決算と2024年3月期本決算予想を発表。2023年3月期本決算は前期比で営業利益は-33.1%の57.91億円、経常利益-34.8%の59.23億円の減収・減益。2024年3月期本決算予想は、前期比で営業利益は+34.7%の78.00億円、経常利益+35.1%の80.00億円の増収・増益の見通し。
コロナ相場での下落で、2020年3月13日の466円の底打ちから、3月27日に652円まで自律反発し、4月3日に542円まで下げて、もみあい上昇トレンド(A)を形成しました。この中で5月29日に748円の高値をつけ、横もみとなって終値ベースで643~736円のレンジ(B)を形成し、この中で2021年1月18日の639円を安値とし、上値は3月16日に739円の高値をつけて下放れし、6月21日に557円まで下げ、9月17日に684円まで反発するものの、下降トレンド(C)へ転換しました。この下降トレンド(C)の中で、12月1日に515円まで下げて先細三角形の保ち合いを形成し、2023年4月10日に487円の安値をつけて上放れの形となっています。
<6373> 大同工業
四季報より 業種:機械。
【特色】2輪車用チェーン製販で国内シェアトップ。4輪用も北米市場で攻勢中。ホンダが主顧客
【改 善】2輪チェーンはアジアで材料価格転嫁進むも電力価格高騰が重い。営業益反落。24年3月期は4輪用が客先の生産回復で復調。産業機械用は設備投資低調の中国を米国が埋め上向く。為替差益見込まず。
【開発専念】金属プレス加工の関連会社を子会社化し量産機能集約、当社はEV化対応製品など開発業務に注力。2輪向けは政情不安で低迷した南米の数量回復期探る。
2023年5月12日に2023年3月期本決算と2024年3月期本決算予想を発表。2023年3月期本決算は前期比で営業利益は-49.1%の13.79億円、経常利益-47.0%の16.52億円の減収・減益。2024年3月期本決算予想は、前期比で営業利益は+45.0%の20.00億円、経常利益+27.1%の21.00億円の増収・増益の見通し。
2020年7月31日の570円、10月15日の591円を2点底に上昇トレンド(A)を形成し、この中で2021年6月28日に1268円の年初来高値をつけ、8月2日の1229円を2番天井にして、短期の下降トレンド(B)を形成しました。この中で12月1日に846円まで下げて、2022年1月18日に1060円の戻り高値をつけ、下降トレンド(C)へ移行しました。この下降トレンド(C)の中で、10月3日の696円で当面の底打ちとなってゆるやかな上昇トレンド(D)となっています。このゆるやかな上昇トレンドが下降トレンド(C)を横むきにぬけてきましたので、低PER、低PBRの割安銘柄として見直される可能性があります。
<6472> NTN
四季報より 業種:機械。
【特色】ベアリング大手3社の一角。等速ジョイントは世界シェア2位、ハブベアリングは世界トップ
【増益続く】軸受けは産機向けや好採算の補修好調。ただ会社の採算改善計画は楽観的。24年3月期は完成車の生産回復が下期進行、建設機械や農業機械向け軸受け堅調。価格転嫁進展し増益。事業再編特損続く。
【教 育】生産性低い米州の工場では、日本から技術者を派遣、従業員教育など継続実施。23年度の棚卸資産4・1回転目標だが、足元は急な注文に向け在庫厚めに持つ。
2023年5月12日に2023年3月期本決算と2024年3月期本決算予想を発表。2023年3月期本決算は前期比で営業利益は+149.2%の171.45億円、経常利益+76.8%の120.47億円の増収・増益。2024年3月期本決算予想は、前期比で営業利益は+75.0%の300.00億円、経常利益+90.9%の230.00億円と3期連続の増収・増益の見通し。
コロナ相場での下落で、2020年4月6日の162円で底打ちとなり、ここから6月8日に266円の高値をつけました。ここから162円を安値、266円を高値とする三角保ち合い(A)を形成し、この中の煮詰まったところで、10月29日の191円を安値に上放れとなり、上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、2021年3月23日の354円、5月10日の347円と2点天井をつけて、下降トレンド(C)へ転換しました。この下降トレンド(C)の中で、2022年3月9日に181円で当面の底打ちとなり、下降トレンド(C)を上にぬけて6月8日に306円の高値をつけ、7月7日に236円まで下げて、三角保ち合い(D)を形成しました。この中で煮詰まりの途中に2023年1月16日の252円を安値に上放れとなり、3月9日に378円の高値をつけ2021年3月23日の354円を更新する上昇となりました。
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