ティラド、今期経常を一転30％増益に上方修正、配当も10円増額

　ティラド <7236> [東証Ｐ] が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比22.0％減の13.6億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の18億円→27億円(前期は20.8億円)に50.0％上方修正し、一転して29.6％増益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の3億円→18億円(前年同期は19.2億円)に6.0倍上方修正し、減益率が84.4％減→6.7％減に縮小する見通しとなった。

　業績好調に伴い、従来無配としていた今期の上期配当を10円(前年同期は80円)実施するとし、年間配当は20円になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の2.8％→2.8％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1)第２四半期累計期間の業績予想の修正の理由個別業績につきましては、当第１四半期において、主に自動車用の販売が、期初予想を上回り、また、人件費・エネルギー費等のコスト増加が、期初予想を下回ったことから、第２四半期累計期間の業績を上方修正いたしました。連結業績につきましても、個別の増加に加え、アジア・中国子会社における売上が、期初予想を上回る見込みのため、業績を上方修正いたしました。(2)通期の業績予想の修正の理由第２四半期累計期間における業績予想を上方修正したことを受け、通期業績予想（連結・個別）についても修正いたしました。

　（1）配当予想の修正の理由当社は、財務の健全性維持及び成長投資を実施しながら、配当性向30％以上、総還元性向90％以上を目指して、株主還元を行う方針であります。上記の第２四半期累計期間の連結業績予想を前提として、第２四半期末の配当に関しましては前回予想の無配から、１株当たり10円に修正いたします。これにより、期末配当１株当たり10円（前回予想と同額）と合わせ、年間の１株当たり配当金は前回予想の１株当たり10円から10円増配の１株当たり20円となる予定です。今後も株主に対する継続的な利益還元のため、業績向上に努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。（注）上記予想数値は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。