日経平均は続伸、防衛関連買われるも指数の小動きは継続
17日の米国株式市場はプレジデンツ・デーの祝日のため休場。欧米市場では、ドルは151円94銭まで買われた後、151円34銭まで下落し、151円39銭で取引を終了した。
米国市場が休場だったことから、東京市場はほぼ横ばいで取引を開始。日経平均は前日終値水準でスタートした後は、39300円前後でのもみ合いに終始した。為替が1ドル151円80銭台と前日比やや円安ドル高に推移したことが下支えとなったが、積極的な買いは手控えられて小幅高に留まった。
日経平均採用銘柄では、欧州市場で軍備増強の思惑が高まったことが影響してIHI
<7013>、日本製鋼所<5631>、三菱重<7011>、川崎重<7012>など防衛関連銘柄の一角が買われたほか、三菱自<7211>、日産自<7201>など自動車関連の一角も上昇。また、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連も買われた。このほか、カナデビア<7004>、住友化学<4005>、パナHD<6752>などが上昇した。
一方、昨日買われたNXHD<9147>、ブリヂストン<5108>が下落したほか、J.フロント リテイリング<3086>、三越伊勢丹<3099>など百貨店株もさえない。また、ヤマハ<7951>、太平洋セメント<5233>も売られた。このほか、住友ファーマ<4506>、ニッスイ<1332>、丸紅<8002>、良品計画<7453>などが下落した。
業種別は、電気・ガス、輸送用機器、機械、鉱業、陸運などが上昇した一方、ゴム製品、水産・農林、海運、その他金融、金属製品などが下落した。
前場の日経平均の上下のレンジは200円ほどに留まっており、指数の小動きは継続している。近く開催される予定の米露首脳会談の方向性を見極めたいとするムードも強く、積極的に日本株を買う動きは手控えられている。後場もこのムードは継続し日経平均、TOPIXは小動き推移となりそうだ。決算発表も一巡したことで、証券会社のアナリストレポートなどを材料視した個別物色が売買の中心となろう。
<AK>
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