トヨタは円高嫌気してウリ気配スタート、17年3月期業績増額修正も地合い悪に押される◇
昨年の大統領選でトランプ氏が勝利して以降、急速に進んだドル高・円安効果が、利益を押し上げ、従来見通しから減益幅が縮小する見通しとなった。今期の想定為替レートは「1ドル=103円、1ユーロ=114円」から「1ドル=107円、1ユーロ=118円」に円安方向に修正している。ただ、業績の増額修正については株価に事前に織り込まれていた部分も多い。今回の増額幅は市場コンセンサスに届かない水準で、足もとの為替市場で円高が進行していることもあって大きく売りに押されている。また6日、同社はスズキ<7269.T>と業務提携に向けた検討を開始する覚書を締結したことを発表している。これも今後の業容拡大を後押しするポジティブ材料だが、やはり全体の地合い悪に押されて反応は薄い。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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