医薬事業の売上高は前年同期比3.5%増の69.39億円、セグメント利益は同2.9%増の3.91億円となった。医療モール型薬局1店舗(2024年1月開局予定)の開局に向けた準備を進めた。処方箋枚数は、外来受診抑制の緩和、及び感染症患者の増加等の影響で既存店舗の処方箋枚数が回復傾向で推移したことに加え、前連結会計年度に出店した新規出店効果により前年同期比103.0%となった。処方箋単価は、2023年4月に実施された薬価改定の影響があったものの、感染症患者及び高額医薬品の処方箋枚数が増加したことに加え、調剤技術料の加算獲得に努めるべく、引き続き「かかりつけ薬局」としてのサービスの充実、後発医薬品調剤体制加算の強化を図ったことで、上昇した。当第3四半期連結会計期間末における調剤薬局店舗数は、42店舗(前連結会計年度末比±0店舗)となった。
介護事業の売上高は同5.1%減の24.71億円、セグメント損失は0.81億円(前年同期は1.08億円の損失)となった。当第3四半期累計期間において、5事業所(訪問介護事業所2事業所、居宅介護支援事業所1事業所、訪問看護事業所1事業所、サービス付き高齢者向け住宅1事業所)の開設を実施した。また、不採算事業所5事業所(通所介護事業所4事業所、定期巡回事業所1事業所)の閉鎖を実施した。業績は、入居者・利用者の獲得に向けた営業活動の強化を図ったことで、サービス付き高齢者向け住宅の入居者が増加したほか、併設事業所の利用者数も回復傾向で推移した。一方、不採算事業所の閉鎖で、通所介護事業所等の利用者を中心に利用者数が減少し減収となった。また、利益面は、2023年8月に千葉県流山市に開設した「ホスピス対応型ホーム(定員61名)」のサービス付き高齢者向け住宅1事業所及び併設事業所3事業所(居宅介護支援事業所1事業所、訪問介護事業所1事業所、訪問看護事業所1事業所)の開設コストが生じたことで低調で推移した。当第3半期連結会計期間末における介護事業所数・施設数は、67事業所(前連結会計年度末比±0事業所)となった。
保育事業の売上高は同4.0%増の67.93億円、セグメント利益は同62.0%増の5.16億円となった。当第3四半期累計期間において、認可保育園3園及び、学童クラブ1ヵ所を開設した。当第3四半期連結会計期間末における運営事業所数は、78事業所(前連結会計年度末比+4事業所)となった。
その他(食品事業)の売上高は同0.8%減の6.82億円、セグメント利益は同26.5%減の0.21億円となった。学校給食部門の業績は、物価上昇の影響があったものの、堅調に推移した。一方、同社グループがフランチャイジーとして店舗展開している銀のさら(3店舗)の業績は、宅配食ニーズの落込みに加え、物価高騰を反映した価格改定の影響で減収・減益で推移した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、同日、業績予想の上方修正を発表した。 売上高が前期比1.4%増(前回予想比2.6%増)の225.68億円、営業利益が同93.6%増(同32.1%増)の3.70億円、経常利益が同115.6%増(同30.4%増)の3.65億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同33.2%減(同7.7%増)の1.40億円としている。
<SO>
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