■不二硝 <5212> 1,495円 (+300円、+25.1%) ストップ高
不二硝子 <5212> [東証S]がストップ高。米モデルナ
■マクビープラ <7095> 9,080円 (+1,500円、+19.8%) ストップ高
Macbee Planet <7095> [東証G]がストップ高。同社は自社システムを使ったデータ分析でWebマーケティング支援事業を展開するが、足もとの業績は絶好調に推移している。13日取引終了後に発表した23年4月期第1四半期(22年5-7月)決算は、既存案件の拡大や新規案件の開拓が進んだことを背景に営業利益が前年同期比35%増の4億4900万円と大幅な伸びを示しており、これを手掛かり材料に投資資金が集中した。
■アイビー <4918> 620円 (+100円、+19.2%) ストップ高
アイビー化粧品 <4918> [東証S]がストップ高。13日の取引終了後、鮮度保持や高品質冷凍、鮮度維持解凍、熟成などさまざまな使用用途のある電場を作りだす機器を製造販売するDENBA(東京都千代田区)と業務提携すると発表しており、これが好感された。商社機能も持つDENBAの中国(香港を含む)や台湾のネットワークを生かし、日本国内以外での「育毛剤」の販売展開を行うのが狙い。同件による23年3月期業績への影響は軽微としているが、29年3月期までに年間売上高で約20億円、営業利益で約14億円の上乗せとなる可能性があると見込んでいる。
■Pアンチエイ <4934> 3,190円 (+500円、+18.6%) ストップ高
プレミアアンチエイジング <4934> [東証G]がストップ高。基礎化粧品の製造販売を手掛けるが、スキンケアブランド「デュオ」を主力に業績を伸ばしている。また、同社が力を入れるオールインワン「カナデル」などの牽引で利益成長を後押しすることが期待されている。13日取引終了後に発表した23年7月期の業績予想で営業利益が前期比24%増の30億円と大幅回復に転じる見通しを発表、これを材料視する形で投資資金が集中した。
■太洋物産 <9941> 992円 (+150円、+17.8%) ストップ高
太洋物産 <9941> [東証S]がストップ高。13日の取引終了後、22年9月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これが好感された。毎年9月30日時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、一律でクオカード5000円分を贈呈する。同時に発表した8月度の月次売上高速報は前年同月比49.2%増と4ヵ月連続で前年実績を上回った。前月に続き鶏肉の需要が増加傾向にあったほか、豚肉も船積みが進んだ。また、農産品の受け渡しが順調に進んだことも寄与した。
■VIX短先物 <1552> 2,097円 (+185円、+9.7%)
国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が5日ぶりに急反発。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。13日の米VIX指数は前日13日に比べ3.40(14.24%)ポイント高の27.27に上昇した。米8月消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で8.3%と市場予想(8.1%)を上回った。エネルギーと食品を除いたコア指数も予想を超える伸びとなった。インフレ懸念の高まりが警戒され、NYダウは1276.37ドル安の3万1104.97ドルと今年最大の下げを記録した。この米国市場の波乱を受けて、東京市場でVIX短先物は急伸した。
■nms <2162> 290円 (+23円、+8.6%)
nms ホールディングス <2162> [東証S]が4日続急伸。13日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を771億円から780億円(前期比23.3%増)へ、営業利益を6億円から8億円(前期3億6100万円の赤字)へ、最終利益を5000万円から2億5000万円(同19億8000万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。中国ロックダウンによる稼働影響や部品・部材価格の高騰、物流コスト上昇などの影響があるものの、各事業とも売り上げ確保に向けた取り組みと、抜本的基盤強化策の実行を進めたことで、上期において営業利益の改善が見込まれることが要因としている。また、為替の円安が続いたことで、第1四半期に続いて第2四半期にも為替差益を計上することも寄与する。
■セルム <7367> 682円 (+50円、+7.9%) 一時ストップ高
セルム <7367> [東証S]が急反発。13日の取引終了後、第2四半期累計(4-9月)連結業績予想について、売上高を30億5100万円から32億4900万円(前年同期比11.6%増)へ、営業利益を3億4700万円から5億200万円(同11.1%増)へ、純利益を1億9200万円から2億7900万円(同15.3%増)へ上方修正したことが好感された。顧客と共に伴走できるテーラーメード型の支援体制が顧客経営層から高い評価を受けたとしている。
■TDCソフト <4687> 1,256円 (+81円、+6.9%)
東証プライムの上昇率トップ。TDCソフト <4687> [東証P]が3日ぶりに急反発し年初来高値を更新。13日の取引終了後、23年3月期連結業績予想について、売上高を330億円から340億円(前期比9.9%増)へ、営業利益を30億6500万円から32億6000万円(同9.9%増)へ、純利益を21億円から22億7000万円(同9.7%増)へ上方修正しており、これを好感した買いが流入した。上期において、各事業分野が堅調に推移したことに加えて、高付加価値SI(システムインテグレーション)サービスが想定を上回り堅調に拡大していることが要因としている。
■鳥貴族HD <3193> 2,118円 (+123円、+6.2%)
東証プライムの上昇率2位。鳥貴族ホールディングス <3193> [東証P]が3日ぶりに急反発。13日の取引終了後、焼き鳥店「やきとり大吉」を全国展開するダイキチシステム(大阪市中央区)の全株式をサントリーホールディングス(大阪市北区)から来年1月4日付で取得し、子会社化すると発表しており、これが好感された。鳥貴族HDが展開する「鳥貴族」と「やきとり大吉」はともに焼き鳥を中心とした飲食店だが、出店立地や主要顧客層が異なるため、買収による補完効果が大きいと判断した。取得価額は非開示。なお、23年7月期業績への影響は現在精査中としている。
■HIS <9603> 2,310円 (+117円、+5.3%)
東証プライムの上昇率6位。エイチ・アイ・エス <9603> [東証P]が3日続急伸。同社は9月13日大引け後に決算を発表、22年10月期第3四半期累計(21年11月-22年7月)の連結最終損益は332億円の赤字(前年同期は336億円の赤字)に赤字幅が縮小したことで好感されたようだ。
■セルソース <4880> 5,100円 (+210円、+4.3%)
セルソース <4880> [東証G]が大幅反発。13日の取引終了後に発表した第3四半期累計(21年11月-22年7月)単独決算が、売上高28億7200万円(前年同期比36.5%増)、営業利益9億3800万円(同38.3%増)、純利益5億8900万円(同37.6%増)と大幅増収増益となったことが好感された。提携医療機関数が前年同期比391院増の1301院に拡大したことに伴い、加工受託件数が増加したことが業績を牽引した。また、化粧品販売でBtoBモデルへの変革が結実し、想定を上回る売り上げを計上したことも寄与した。22年10月期通期業績予想は、売上高40億5000万円(前期比38.6%増)、営業利益13億3600万円(同34.7%増)、純利益8億3300万円(同28.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■サンオータス <7623> 435円 (+18円、+4.3%)
サンオータス <7623> [東証S]が大幅反発。同社は13日取引終了後、23年4月期第1四半期(5-7月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比4.4倍の7200万円となったことが好感されたようだ。売上高は同1.7%増の39億5800万円となった。売上原価が減少したことに加え、主力のエネルギー事業(石油製品販売、カーケア商品販売、車検・整備)が好調だったことが寄与した。なお、通期業績予想は売上高165億円(前期比2.2%増)、営業利益3億円(同3.5%増)とする従来見通しを据え置いている。
■スキヤキ <3995> 474円 (+19円、+4.2%)
SKIYAKI <3995> [東証G]が大幅高。13日の取引終了後、23年1月期の連結業績予想について、営業利益を1億4000万円から1億9500万円(前期比2.0倍)へ、純利益を1億600万円から1億2600万円(同4.1%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は24億5500万円(同5.0%増)の従来予想を据え置いたものの、売上原価であるECサービスに関連する倉庫物流費用が想定よりも減少したことに加えて、広告宣伝費、給料手当などが想定よりも減少傾向にあることが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(2-7月)決算は、売上高11億4600万円(前年同期比2.4%減)、営業利益1億1100万円(前年同期1400万円の赤字)、純利益6800万円(同4.0倍)だった。
■グッドコムA <3475> 1,438円 (+53円、+3.8%)
グッドコムアセット <3475> [東証P]が全体急落相場に抗して大幅続伸、連日の年初来高値更新と気を吐いた。投資用ワンルームマンションの販売を手掛けるが、不動産運用会社向けで好調な需要を獲得し業績は順調な伸びを示している。13日取引終了後に発表した22年10月期第3四半期(21年11月~22年7月)の営業利益は前年同期比23%増の33億3500万円と好調だった。22年10月期営業利益は前期比11%増の38億100万円を計画している。PER9倍前後と割安感があり、今期年間配当は前期実績比10円の増配となる53円予想で、配当利回りが3.6%台と高いことも買いを誘導している。
■明豊エンタ <8927> 192円 (+7円、+3.8%)
明豊エンタープライズ <8927> [東証S]が大幅高で3日続伸。13日の取引終了後、集計中の22年7月期連結業績について、営業利益が8億2000万円から11億1600万円(前の期比13.6%増)へ、純利益が3億8000万円から6億4000万円(同22.4%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は123億円から111億6000万円(同9.6%増)へ下振れたものの、不動産販売事業で主要ブランド「MIJAS(ミハス)」「ELFARO(エルファーロ)」などの投資用不動産の販売案件が好調であったことが利益を押し上げたとしている。
■JSB <3480> 3,655円 (+100円、+2.8%)
ジェイ・エス・ビー <3480> [東証P]が反発。同社は13日取引終了後、22年10月期第3四半期累計(21年11月-22年7月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比20.6%増の64億3900万円となり、通期計画の58億8100万円を超過したことが好材料視されたようだ。売上高は同10.1%増の448億3100万円で着地。主力の不動産賃貸管理事業で、物件管理戸数が順調に増加し、高水準の入居率を確保したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■エアトリ <6191> 3,005円 (+82円、+2.8%)
エアトリ <6191> [東証P]が3日続伸。13日の取引終了後、AI・データサイエンスでクライアントの課題を解決するエスタイル(東京都渋谷区)と資本・業務提携したと発表しており、今後の展開に期待した買いが入った。投資事業の一環での取り組みとして行うもので、上場準備を進めているエスタイルにエアトリの上場経験、ノウハウを最大限に生かし、効率的な準備を進めることができるようサポートするという。なお、22年9月期業績予想へ与える影響は軽微としている。
■光・彩 <7878> 9,320円 (+190円、+2.1%)
光・彩 <7878> [東証S]が反発。東京証券取引所が14日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)とする信用取引の臨時措置を解除したほか、日本証券金融も同日付で貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、短期資金の流入が再び活発化するとの思惑が働いたようだ。
■東邦システム <4333> 1,028円 (+20円、+2.0%)
東邦システムサイエンス <4333> [東証P]が上伸。14日午後1時ごろ、第2四半期累計(4-9月)単独業績予想について、売上高を71億9600万円から75億円(前年同期比8.4%増)へ、営業利益を6億2700万円から7億300万円(同2.5%増)へ、純利益を4億2900万円から4億8400万円(同2.1%増)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益予想としたことが好感された。通信や公共領域などで、デジタルトランスフォーメーション(DX)案件や基幹系システムの刷新案件などの受注が順調に推移したことが要因としている。
■ベルトラ <7048> 658円 (+12円、+1.9%)
ベルトラ <7048> [東証G]が全体波乱相場に逆行し5日続伸。国内及び世界150ヵ国の現地体験ツアー予約サイトを運営していることでインバウンド関連の有力株に位置付けられ、ここ政府の水際対策緩和の動きが追い風となっている。株式需給面では日証金で逆日歩がつくなど需給妙味が指摘され、外資系証券経由の貸株調達による空売りも観測されるなか、買い戻しによる踏み上げ相場の様相をみせた。
■INC <7078> 1,340円 (+17円、+1.3%)
INCLUSIVE <7078> [東証G]が反発。13日の取引終了後、同社と子会社のナンバーナインが29日に北海道帯広市で開催される「北海道宇宙サミット 2022」のイベント参加者に、民間ロケット開発を題材にしたスマートフォン特化型縦読みマンガ(ウェブトゥーン)「晴天のデルタブイ」を限定リリースすると発表しており、これが好感された。「晴天のデルタブイ」は北海道大樹町を舞台に、民間ベンチャーロケット会社が開発するロケットを宇宙に到達させるまでの波乱万丈な物語をウェブトゥーンとして描く挫折と挑戦の群像劇。「シリーズ1」は全30話を予定しており、一般リリースの詳細や実写ドラマ化、映画化などについては検討中としている。
※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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