ただ、朝方の買い一巡後に戻り売りが広がり上げ幅を大きく縮小した。その後は、再度買いが集まり、大引けにかけて朝方に付けた高値付近までじりじりと上げ幅を拡げた。米国株の大幅高を受けて国内の投資家心理が改善、インフレ高進やそれに伴う金融引き締めへの懸念から直近で厳しい展開を強いられていたマザーズ銘柄中心に買い戻しが優勢となった。なお、マザーズ指数は大幅に反発、売買代金は概算で1420.74億円。騰落数は、値上がり342銘柄、値下がり68銘柄、変わらず16銘柄となった。
個別では、前日から買い優勢の展開が続いているグローバルウェイ<3936>が30%高のストップ高で値上がり率トップに、上限2万5000株の自社株買い実施を発表したリグア<7090>が22%高のストップ高となった。また、ロケット開発系スマートフォン向け漫画のプロジェクト始動を発表したINCLUSIVE<7078>が18%高に、時価総額上位銘柄では、22年3月期純利益予想を上方修正したJTOWER<4485>や、フリー<4478>が上昇した。そのほか、BeeX<4270>、デリバリーコンサルティング<9240>などが上昇率上位に並んだ。一方、前日から上期営業減益を嫌気されているPアンチエイジ<
4934>が14%安のストップ安で値下がり率トップに、前日大幅に上昇したジェネレーションパス<3195>が利食い売り優勢から9%安となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やサンバイオ<4592>などが冴えなかった。値下がり率上位には、アールプランナー<2983>、ライトワークス<4267>などが並んだ。
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