シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。昨日の日経平均株価は3217円高と記録的な反発となったこともあり、戻り待ちの売りは入りやすいだろう。日経225先物はナイトセッションで開始早々に利食いとみられるロング解消の動きが目立っていた。依然として値幅が出やすい状況ではあるが、33000円辺りでの底堅さがみられていた。
米国においても自律反発の域は脱していないが、昨日の東京市場の反発から欧州も底堅い値動きのなかでの上昇であり、過度な持ち高圧縮に伴う世界株安は落ち着いたようである。積極的なリバウンド狙いの流れは期待しづらいものの、直近の急落で年初来安値を更新している銘柄などには、需給整理一巡からの押し目買いが入りやすいだろう。
また、エヌビディアが3%を超える上昇となったことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株には値ごろ感からの買いが向かいそうである。そのほか、相場全体の荒い値動きが落ち着いてくるようだと、改めて決算を手掛かりとした物色にも向かわせそうである。なお、昨日の引け後の決算では、東京海上<8766>、スズキ<
7269>、大和証G<8601>、京急<9006>、京王<9008>、古河電工<5801>、帝人<3401>、出光興産<5019>、IHI<7013>、スクエニHD<9684>辺りが注目されそうだ。
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