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手をつないでやって来た。
「よいニュース」は、来春の開発着手を目指している
国産旅客機MRJの搭載エンジンが決まったこと。
MRJの開発費は、政府助成の500億円を含め1500億円。
1機あたりの価格は30億~40億円程度。
今回の搭載エンジンの決定によって本格的な受注活動に入り、
MRJを事業化するかどうかの最終判断は来春に下される。
100機受注が事業化のメドと、「
単なる受注機数ではなく、確信が持てる顧客から確信の持てる
機数が取れるかがポイントに。
「悪いニュース」は、米ボーイングの最新鋭機787の
引き渡しが当初計画から大幅に遅れること。
787の初号機は来年5月に全日本空輸に
引き渡される予定だったが、来年11月下旬、
ないし12月に延期される。
MRJの新エンジン決定の翌日、ボーイングが発表。
遅延の主因とされるのは、ファスナー(留め具類)の生産が
追いつかないこと。787は炭素繊維複合材で主翼、
胴体を一体成形し、留め具類を大幅に減らした
(軽量化を実現)のがウリの一つだったが、
減らした留め具に”仇”を討たれる皮肉な形に。
三菱重工は787の主翼を担当。今後、さらに全体の遅延が
長引けば、三菱重工の生産ラインも混乱に巻き込まれる可能性が。
すでに710機を受注している787は、
中長期的には確実に”儲かる機体”であり、
三菱重工としては、787の利益を
MRJの開発・生産に注ぎ込むソロバンを弾いていたはず。
6カ月の遅延で収まればともかく
エアバスのA380のように2年遅れという事態にでもなれば、
MRJの資金計画にも狂いが。
リスクはどこから飛び出してくるかわからない。
今、三菱重工は改めて、航空機産業が
最もリスキーな産業と称される所以を噛みしめているところかも。
でも、景気が良い場面では、総合企業に軍配が上がるケースが
多々でてくるでしょう。
総合重機企業と言えば、図体が大きいため、
動き出すのには時間がかかります。しかし、
一旦動き出してしまえば、逆に一方向に動き続けるという
組織の宿命もあります。
これから、景気は拡大していく。そう考えれば、
おのずと投資対象先は三菱重工業のような
総合企業になっていくと。
多くのビジネスが相乗効果を発揮し、
予想以上の収益増になるため。
これからの収益増も十分に期待できますし。
家庭用再参入に向け、巻き返しを図るらしいけど、家庭にロボットは必要??メリットは何???