東海理、今期経常を10％上方修正・最高益予想を上乗せ

　東海理化 <6995> [東証Ｐ] が2月1日後場(14:40)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の395億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の390億円→430億円(前期は240億円)に10.3％上方修正し、増益率が62.1％増→78.7％増に拡大し、従来の8期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の112億円→152億円(前年同期は121億円)に35.5％増額し、一転して25.8％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比13倍の118億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.4％→7.7％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期個別業績予想については、客先生産台数の減少を金型売上等で補ったため、売上高の予想に修正はありませんが、営業利益は操業減により減益、経常利益、当期純利益は連結子会社からの受取配当金の増加による増益を踏まえ、修正いたします。なお、第４四半期連結会計期間の為替レートの前提につきましては、１US$＝140 円、１ユーロ＝155 円を前提としております。（注）上記の予想は発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。