大真空が続落、第１四半期営業赤字転落を嫌気、自社株買い発表には反応限定的

　大真空<6962.T>が続落し年初来安値を更新した。前週末８日の取引終了後に発表した第１四半期累計（４～６月）連結決算が、売上高７６億６９００万円（前年同期比１４．８％減）、営業損益２億８６００万円の赤字（前年同期３億３７００万円の黒字）、最終損益５億２１００万円の赤字（同４億５６００万円の黒字）と営業損益・最終損益とも赤字に転落したことが嫌気されている。主力の水晶デバイスが市場価格の下落やデジタルカメラ向け製品の減少で落ち込んだ。なお、１５年３月期通期業績予想は、売上高３６７億円（前期比８．６％増）、営業利益１１億円（同４０．１％増）、最終利益５億２０００万円（同３５．８％減）の従来予想を据え置いている。
　同時に、１００万株（発行済み株式数の２．４１％）、４億円を上限の自社株買いを発表したが、これに対する反応は限定的のようだ。

大真空の株価は１０時３９分現在３５８円（▼９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）