調整一巡から底入れの期待、トレンド反転の転換点を探る
【事業内容】
水晶デバイスの大手で、音叉型振動子などシェアはトップクラスを誇る。人工水晶素材から一貫生産に強みを持つ。今後は新技術を用いた薄型水晶デバイスの拡販が業績に貢献することも期待される。
【業績面】
業績面では8/12に第1Q決算を発表し、売上高は6.6%減収、営業利益は黒字転換を果たした。今期見通しは未だ非開示ながら、前期は1-3月営業利益が反発し増益基調に転換。業績の低迷期を抜け出すまでに設備投資計画も変更を余儀なくされ、スマホ向けや車載用機器向けなどの落ち込みで苦戦、来期にかけては5G向けなどが貢献も。
【株価動向】
株価は3/23安値1265円を起点に順調な回復基調を辿り、5月の前期本決算発表時に翌日の株価は窓を開けて急伸。7月には高値2478円をつけて底値から2倍近くの反騰を見せて天井を形成。足元では調整含みの推移を続けたが、売り一巡から徐々に自律反発の動きへと変化。25日移動平均線との乖離も埋まり、トレンド反転につながるのか注目しておきたい。
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