出来高増加で200DMA定着への期待感、戻り売り消化で一段高も
時価総額:101.35億円
PER:0.00倍
PBR:0.34倍
水晶デバイスの大手で、音叉型振動子などシェアはトップクラスを誇る。人工水晶素材から一貫生産に強みを持つ。スマホ向けや車載用機器向けなどの落ち込みで苦戦、来期にかけては5G向けなどが貢献も。
業績面では2/12に第3Q決算と合わせて業績の大幅下方修正を発表、米中貿易摩擦およびスマホ向け需要減速の影響を要因に挙げている。設備投資計画も計画変更を余儀なくされる中、新技術を用いた薄型水晶デバイスの拡販が業績に貢献することが期待される。
株価は上記の決算材料もそれほど影響は感じられない推移で、悪材料は織り込み済み。一方、直近ではルネサスエレクトロニクスの生産停止発表など、民生機器向けの需要低迷も懸念されやすい中、株価はもみ合いながらも上値志向が強まっている。もみ合いが良い感じに出来高を増やしており、200DMAを定着して一段高する可能性も高そうだ。