ＨＩＯＫＩ、今期経常を13％下方修正

　ＨＩＯＫＩ <6866> が7月12日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比7.7％減の16.6億円に減り、従来の10.3％増益予想から一転して減益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の39.8億円→34.5億円(前期は34億円)に13.3％下方修正し、増益率が17.0％増→1.4％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比11.6％増の17.8億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比6.2％減の6.6億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の11.7％→11.9％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の主要顧客であります自動車及び電子部品業界におきましては、経済環境の不透明感が強まる中、生産設備増強のための投資に対して慎重な姿勢が見られます。これに伴い、電子部品、バッテリーに関連した計測器の需要が鈍化しております。新製品の投入や顧客密着営業の展開により売上高の改善に努めてまいりますが、前回公表した業績予想を下回る見通しとなったため、これを修正いたします。　なお、配当につきましては、前回予想より利益が減少する見込みとなりましたが、連結配当性向及び内部留保の蓄積などを総合的に勘案し、当初のとおり年間配当予想を1株当たり90円とさせていただきます。