大阪6月限
日経225先物 39100 +480 (+1.24%)
TOPIX先物 2754.0 +18.0 (+0.65%)
日経225先物(6月限)は前日比480円高の3万9100円で取引を終了。寄り付きは3万8850円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8635円)を大きく上回る形から、買い優勢で始まった。エヌビディア
ランチタイムでは韓国政府がサムスンやSKハイニックスなど、自国の半導体セクターを対象に3兆円規模の支援パッケージを公表したことが伝わり、これを手掛かりに強い基調となり、節目の3万9000円を回復した。後場に入るとアドバンテスト <6857> [東証P]など半導体株への買いが一段と強まったことが追い風となり、一時3万9150円まで上げ幅を広げている。終盤にかけては持ち高調整の動きもみられたが、3万9030円~3万9150円辺りでの高値圏での保ち合いとなった。
エヌビディアは時間外取引で6%を超える上昇となり、株価は初めて1000ドルに乗せた。グローベックスのナスダック100先物はプラス圏で推移するなか、23日の米国市場ではエヌビディアの決算を好感したハイテク株物色が見込まれる。さらに韓国政府による半導体セクターへの支援報道を受けて、ショートカバーを誘う形にもなったようだ。
グローベックスの主要な米株先物はプラス圏で推移しており、その中でも強い動きをみせているのがナスダック100先物で、現時点で150ポイントほど上昇している。日経225先物は先回り的なロングは若干積み上がっているだろうが、23日の米国市場で半導体株の物色に広がりがみられるようだと、一段とロングの勢いが強まることが期待される。
日経225先物は概ね75日線を支持線としたリバウンドにより、ボリンジャーバンドの+1σ(3万8930円)を突破し、+2σ(3万9370円)とのレンジが意識されてきた。また、収れんしていたバンドが拡大に転換しつつあるため、上向きで推移してくる+1σがより支持線として意識されてくることになろう。さらに、週足では4月半ば以降、上値を抑えられている13週線(3万8980円)を終値でクリアする可能性が出てきた。明日の動向次第ではあるが、3万9000円辺りでの底堅さがみられる局面においては、ロング対応に向かわせよう。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.19倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われるなかで日経平均型優位となり、一時14.20倍を付けた。その後は上げ幅を縮めたものの、14.14倍で推移している200日線水準での底堅さがみられるなか、後場に入り再びNTショートを巻き戻す動きに向かわせていた。3月4日の14.84倍を高値に5月2日には13.95倍まで低下していたが、200日線を明確に上放れてくるようだと、NTロングへの転換になりそうだ。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万1843枚、ソシエテジェネラル証券が1万7332枚、サスケハナ・ホンコンが6396枚、SBI証券が4015枚、バークレイズ証券が2365枚、野村証券が2299枚、日産証券が2203枚、JPモルガン証券が2124枚、ビーオブエー証券が1865枚、楽天証券が1213枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万5401枚、ソシエテジェネラル証券が1万5196枚、バークレイズ証券が3949枚、JPモルガン証券が3856枚、モルガンMUFG証券が3708枚、ゴールドマン証券が3016枚、サスケハナ・ホンコンが2057枚、野村証券が1500枚、ビーオブエー証券が1496枚、みずほ証券が1301枚だった。
株探ニュース
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