「パワー半導体」が8位、タムラ系ベンチャーが次世代半導体材料の量産成功<注目テーマ>
1 半導体
2 量子コンピューター
3 ポストコロナ
4 半導体製造装置
5 旅行
6 デジタルトランスフォーメーション
7 2021年のIPO
8 パワー半導体
9 脱炭素
10 地熱発電
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「パワー半導体」が8位となっている。
前日15日に日本経済新聞電子版が、「ノベルクリスタルテクノロジー(埼玉県狭山市)は、次世代半導体材料である酸化ガリウムの100ミリウエハーの量産に世界で初めて成功した」と報じた。記事によると、今回ウエハーの量産化に成功した酸化ガリウムは、同じく次世代半導体材料として開発が進む炭化ケイ素(SiC)よりも価格が安いとし、また100ミリウエハーに対応した既存設備で次世代製品を製造することができるという。
ノベルクリスタルテクノロジーは、タムラ製作所<6768.T>の事業部門を独立させたカーブアウトベンチャーで、AGC<5201.T>なども出資している。報道を受けて、きょうのタムラ株は寄り付きから買い注文が膨らみ、ストップ高カイ気配となっている。今後、電気の変換や制御に用いられるパワー半導体は、再生可能エネルギーや電気自動車(EV)といった分野での需要増加が見込まれており、脱炭素社会の実現に欠かせないキーデバイスとして株式市場での注目度も高い。
関連銘柄としては、富士電機<6504.T>や三菱電機<6503.T>、ローム<6963.T>をはじめ、昭和電工<4004.T>、サンケン電気<6707.T>など。また、フェローテックホールディングス<6890.T>、新電元工業<6844.T>のほか、トレックス・セミコンダクター<6616.T>、三社電機製作所<6882.T>、Mipox<5381.T>、テセック<6337.T>、テクノアルファ<3089.T>などに注目できる。
出所:MINKABU PRESS
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