■ライトアップ <6580> 981円 (+150円、+18.1%) ストップ高
ライトアップ <6580> [東証G]がストップ高。14日の寄り前に、ChatGPT搭載の人材採用アプリ「HelloBoss」を提供するNGA(東京都港区)と業務提携したと発表しており、好材料視された。今回の提携によりライトアップは、NGAが提供する企業と求職者を直接つなぐ第3世代AI採用アプリ「HelloBoss」のサービス展開を開始した。「HelloBoss」は、ChatGPT技術による企業側の募集要項や求職者側の自己PRの自動作成が可能になり、採用や求職に関するカウンセリングを受けることもできるサービス。まずは、ライトアップが企画・開発・運用を行う全国の中小企業1000社が参加する経営ネットワーク「JDネット」から提供を開始するとしている。
■北越メ <5446> 1,886円 (+246円、+15.0%)
北越メタル <5446> [東証S]が全体相場に逆行して3日ぶりに急反騰。新潟を地盤とする電炉メーカーだが、製品値上げ効果が発現し足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移している。同社が13日取引終了後に23年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の9億5000万円から11億5000万円(前期は7億6200万円の赤字)に大幅上方修正した。更に好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画の70円から15円の増額で85円とすることも併せて発表。配当利回りは前日終値換算で5.2%弱まで水準が切り上がっている。これを好感する形で投資資金が集中した。
■ミマキエンジ <6638> 675円 (+59円、+9.6%)
東証プライムの上昇率トップ。ミマキエンジニアリング <6638> [東証P]が急反発。13日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を34億2000万円から40億円(前期比55.7%増)へ、純利益を22億円から24億5000万円(同4.4%増)へ上方修正したことが好感された。欧米などの景気減速により、顧客の稼働率低下に伴いインクを中心に需要減少を見込むことから、売上高は718億円から700億円(同17.6%増)へ下方修正したが、販売価格の見直しや物流混乱の解消に伴う輸送コストの減少、粗利率の高いプリンター本体新製品の販売拡大に伴う機種ミックスの良化などにより利益を上方修正した。なお、同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高523億4600万円(前年同期比19.8%増)、営業利益31億2600万円(同36.8%増)、純利益19億5700万円(同5.7%減)だった。
■VIX短先物 <1552> 1,430円 (+118円、+9.0%)
国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が急反発。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。13日のニューヨーク市場では、シリコンバレーバンク
■パス <3840> 57円 (+3円、+5.6%)
パス <3840> [東証S]が急伸。14日朝方、子会社RMDCが化粧品に特化した「幹細胞培養上清液」に関する特許を取得したと発表しており、これが材料視されたようだ。幹細胞培養上清液とは幹細胞を培養した際に出る上澄みのことで、豊富なタンパク質やサイトカインを含んでいるという。RMDCは同特許により、競合に対する優位性を保ちつつ市場開拓を進めていく。
■コプロHD <7059> 1,231円 (+60円、+5.1%)
東証プライムの上昇率2位。コプロ・ホールディングス <7059> [東証P]が急反発。13日の取引終了後、23年3月期の期末配当予想を30円から40円へ引き上げたことが好感された。年間配当は50円となり、前期実績に対しては10円の増配になる予定だ。
■フリー <4478> 3,600円 (+130円、+3.8%)
フリー <4478> [東証G]が大幅続伸。13日の取引終了後、大幸パートナーズ(東京都新宿区)が提供する、スマレジの売掛金をfreee会計にシームレスに連携できる「スマレジの売掛金をfreeeに連携するアプリ」と「freee会計」の連携を開始したと発表しており、好材料視された。「スマレジの売掛金をfreeeに連携するアプリ」はスマレジで発生した売掛金を自動でfreee会計に連携できるアプリ。今回の連携により、スマレジでの取引データを利用してfreee会計で売掛金の請求書発行や入出金管理、仕訳伝票の起票が可能となり、バックオフィス業務の効率化を実現するとしている。
■マーチャント <3121> 290円 (+9円、+3.2%)
マーチャント・バンカーズ <3121> [東証S]が大幅高で4日ぶりに反発。13日の取引終了後、インターネットカフェ事業からの撤退を発表した。事業の選択と集中に向けた取り組みを評価した買いが入ったようだ。ランシステム <3326> [東証S]のフランチャイズとして運営してきた「自由空間」の2店舗に関し、2023年5月末をもって第三者に承継。業績に対しマイナスの影響をもたらしていた事業から撤退し、収益体質の強化につなげる。損失額はすでに減損損失として計上しており、今期の業績予想に及ぼす影響も軽微としている。
■システムディ <3804> 1,406円 (+34円、+2.5%)
システム ディ <3804> [東証S]が反発。13日の取引終了後に発表した第1四半期(22年11月-23年1月)連結決算が、売上高9億7500万円(前年同期比22.4%増)、営業利益1億6600万円(同27.7%増)、純利益1億1100万円(同98.8%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。カスタマイズ案件や仕入商品の販売増加が業績を牽引し、計画を上回る売上高・営業利益を計上したという。なお、23年10月期通期業績予想は、売上高46億2100万円(前期比9.2%増)、営業利益9億900万円(同1.3%増)、純利益6億2100万円(同5.1%増)の従来見通しを据え置いている。
■JR東日本 <9020> 7,479円 (+164円、+2.2%)
東証プライムの上昇率7位。JR東日本 <9020> [東証P]が続伸。JR東海 <9022> [東証P]がいずれも全体波乱相場に抗して上値指向を続けた。前日13日の欧州株市場の急落や依然として不安定な米国株市場を横にらみに東京市場もリスク回避目的の売りがかさむ状況にある。そのなか、両銘柄とも海外市場の動向や為替動向に左右されにくい内需株で、リオープン(経済正常化)の流れにも乗るディフェンシブストックとして投資資金の逃避先となったようだ。ヘッジファンドなどのロング・ショート戦略の巻き戻しの動きも株価に反映されている可能性がある。両銘柄の株価は3月に入ってから底離れの動きを明確にしており、特にJR東日本は目先中長期波動の分水嶺である75日移動平均線を上回ってきた。
■エーザイ <4523> 7,447円 (+155円、+2.1%)
東証プライムの上昇率8位。エーザイ <4523> [東証P]が4日ぶりに反発。同社は14日、米バイオジェン
■ソリトン <3040> 1,007円 (+20円、+2.0%)
東証プライムの上昇率9位。ソリトンシステムズ <3040> [東証P]が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券が13日付で、投資判断を新規「A」、目標株価1750円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、同社について技術にこだわりを持ち、国産の優れた独自技術を保有する企業と評価しつつ、この優位性が飛躍的な業績伸長にはつながっていなかったと指摘。ただ、業績を更に成長させるべく営業力強化に取り組み、民需を取り入れる体制を構築するなどの変化が生じており、成長曲線を引き上げる可能性があるとみている。今期は前期の特需剥落で減収の見通しも、利益率が高い製品・サービスの販売拡大で営業増益を見込む。このように企業価値が高まっているにもかかわらず、株価はテレワーク関連への期待から上昇する前の水準に戻っていることから割安であるとしている。
■GLP <3281> 148,600円 (+2,600円、+1.8%)
株式市場にリスク回避ムードが強まるなかで、賃貸用物流施設に投資する不動産投資信託(REIT)のGLP投資法人 <3281> [東証R]が3日続伸。東証REIT指数は小幅高となるなど、REITの上場銘柄の一角が底堅い。国内外の金利の先高観が薄れるなか、REITの分配金利回りの相対的な投資妙味が回復したと受け止めた投資家の資金が、相場を下支えしたようだ。野村不動産マスターファンド投資法人 <3462> [東証R]、日本プロロジスリート投資法人 <3283> [東証R]、ジャパンリアルエステイト投資法人 <8952> [東証R]が堅調な値動きとなった。米中堅銀行の2行の経営破綻を受けて金融市場が動揺するなか、安全資産と位置付けられる国債など債券の相場が上昇(金利は低下)している。加えて、米国ではFRBが利上げペースを減速させるとの見方が広がっており、金融政策の見通しを反映しやすい2年債利回りが4%を下回る水準まで急低下した。更に、日本国内では日銀が13日、10年物国債を指定した利回りで無制限に買い入れる連続指し値オペにおいて、4月5日以降、カレント3銘柄から外れる367回債を買い入れの対象とすると公表。国債の空売りをけん制する狙いがあるとみられている。これを受け、日本の長期国債先物は夜間取引で急伸。大阪取引所は前日深夜にサーキット・ブレーカーを発動し、売買を一時停止する措置を講じた。
■セレンHD <7318> 847円 (+14円、+1.7%)
セレンディップ・ホールディングス <7318> [東証G]が反発。13日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を143億6500万円から148億3000万円(前期比7.4%増)へ、営業利益を2億400万円から2億4700万円(同27.3%増)へ、純利益を1億6300万円から1億6700万円(同16.1%減)へ上方修正したことが好感された。アペックスを第4四半期に連結化したことが要因としている。
■純金信託 <1540> 7,789円 (+90円、+1.2%)
純金上場信託(現物国内保管型) <1540> [東証E]が3日続伸。そのほか、NEXT NOTES 金先物 ダブル・ブル ETN <2036> [東証EN]、SPDRゴールド・シェア <1326> [東証E]などがいずれも2日続けてマドを開けて買われる展開となった。全般波乱相場のなか金のETFが強さを発揮している。米銀の相次ぐ破綻で、「FRBも金融引き締め策を緩めるよりないのではないかという見方が広がっている。インフレが止まらなくなるリスクをはらんでおり、その場合はゴールドに資金が逃避するのは分かりやすい流れ」(中堅証券アナリスト)という声が聞かれる。そのなか、純金信託やSPDRは昨年来高値を更新した。
■ハウス食G <2810> 2,718円 (+26円、+1.0%)
ハウス食品グループ本社 <2810> [東証P]が3日ぶりに反発。14日午前10時ごろ、6月1日納品分から家庭用製品205品を値上げすると発表しており、これを好材料視した買いが入ったようだ。ルウ製品の「バーモントカレー」やレトルト製品の「ククレカレー」、マロニー製品の「マロニーちゃん」などの希望小売価格を約6~15%値上げする。原材料価格の高騰に加えてエネルギー費や物流費の上昇が進み、企業努力では現行の価格維持が大変厳しいことから値上げを判断したという。なお、カレールウの値上げは昨年8月以来となる。
※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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