1. 2018年12月期の業績見通し
上期の結果を受けて、2018年12月期通期予想も下方修正され、現時点では売上高3,929百万円(前期比3.8%減)、営業利益182百万円(同44.4%減)、経常利益205百万円(同45.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益100百万円(同80.0%減)と予想されている。主力の国内CAD/CAMシステム等事業、金型製造事業ともに下期には回復を見込んでいるが、通期業績としては前期を下回る見込みだ。先行きは不透明な部分もあるが、事業環境がこれ以上悪化する(工作機械の出荷遅延等)可能性は少ないと思われ、現在の予想がボトムラインとなりそうだ。
セグメント別売上高では、CAD/CAMシステム等事業を3,479百万円(同1.4%減)と予想している。上期の傾向と同様に、海外主力市場および保守売上高は堅調に推移する見込みで、国内も上期比では回復が期待されるが、通期では前期比で若干の減収を見込んでいる。金型製造事業も同様の傾向で、下期には回復が期待されるが、通期では449百万円(同19.0%減)と減収を見込んでいる。
重要施策の着実な実行で目標達成を目指す
2. 2018年12月期下期の主な取り組み
工作機械業界等の事情により2018年上半期の業績は低調に推移したが、同社では2018年12月期下期の主な取り組みとして以下のような重要施策を掲げている。これら上半期からの重要施策を着実に実行していくことで、目標利益を達成する考えだ。
(1) 国内CAD/CAM システム事業
1) 工作機械の納品時期到来に連動して製品販売を着実に展開
2) 補助金採択結果待ちユーザへの確実なシステム導入
3) 高い保守更新率の維持によるストック売上のさらなる向上
(2) 海外CAD/CAM システム事業
1)【ASEAN】ローカル市場の育成および大口案件の獲得
2)【東アジア】中国:代理店販売支援体制の強化/韓国:自動化オプション製品の販売強化
3)【欧米】米国日系代理店、生産財メーカーとの連携強化/欧州代理店の立ち上げ
(3) OEM 事業/ 新規事業
1) 国内外のOEM 先の開拓・開発を継続(切削CAM 系/研削CAM 系/放電CAM 系)
2) 5 軸FDM 商品化及び金属積層向けAM-CAM の確立に向け研究開発を継続
3) 金型工程管理システムの機能強化、販売強化、サポート体制づくり
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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