決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … ソニーＧ、エムスリー、パナソニック (2月2日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の2月1日から2日の決算発表を経て3日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　クレオ <9698>
　22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.6％減の6億円に減り、通期計画の12.7億円に対する進捗率は47.8％にとどまったものの、5年平均の44.4％を上回った。

▲No.2　イリソ電子 <6908>
　22年3月期の連結経常利益を従来予想の66億円→47.5億円(前期は29.7億円)に28.0％下方修正し、増益率が2.2倍→59.9％増に縮小する見通しとなった。

▲No.6　プリマ <2281>
　22年3月期の連結経常利益を従来予想の168億円→158億円(前期は224億円)に6.0％下方修正し、減益率が25.0％減→29.5％減に拡大する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<9698> クレオ 　　　　ＪＱ 　 -11.76 　　2/ 2　　　3Q　　　-11.61
<6908> イリソ電子 　　東１　　 -8.71 　　2/ 2　　　3Q　　　115.13
<2413> エムスリー 　　東１　　 -6.83 　　2/ 2　　　3Q　　　100.51
<2282> 日ハム 　　　　東１　　 -6.23 　　2/ 2　　　3Q　　　 13.22
<6752> パナソニック 　東１　　 -5.49 　　2/ 2　　　3Q　　　 26.94

<2281> プリマ 　　　　東１　　 -5.03 　　2/ 2　　　3Q　　　-31.12
<7282> 豊田合 　　　　東１　　 -4.83 　　2/ 2　　　3Q　　　-18.47
<6952> カシオ 　　　　東１　　 -4.80 　　2/ 2　　　3Q　　　 78.31
<6503> 三菱電 　　　　東１　　 -4.51 　　2/ 2　　　3Q　　　 30.87
<5384> フジミインコ 　東１　　 -4.35 　　2/ 2　　　3Q　　　 64.35

<2811> カゴメ 　　　　東１　　 -4.22 　　2/ 2　本決算　　　　　－
<5933> アルインコ 　　東１　　 -3.59 　　2/ 2　　　3Q　　　-58.04
<7729> 東京精 　　　　東１　　 -2.27 　　2/ 2　　　3Q　　　109.25
<7821> 前田工繊 　　　東１　　 -1.79 　　2/ 2　　　1Q　　　 39.80
<9010> 富士急 　　　　東１　　 -1.64 　　2/ 2　　　3Q　　　　黒転

<6678> テクノメデカ 　東１　　 -1.56 　　2/ 2　　　3Q　　　 25.38
<6888> アクモス 　　　ＪＱ　　 -1.53 　　2/ 2　　上期　　　-41.41
<5214> 日電硝 　　　　東１　　 -1.50 　　2/ 2　本決算　　　-17.74
<6758> ソニーＧ 　　　東１　　 -1.45 　　2/ 2　　　3Q　　　　7.51
<7012> 川重 　　　　　東１　　 -1.38 　　2/ 2　　　3Q　　　　黒転

<6809> ＴＯＡ 　　　　東１　　 -0.77 　　2/ 2　　　3Q　　　 32.04
<6622> ダイヘン 　　　東１　　 -0.36 　　2/ 2　　　3Q　　　 48.83
<3569> セーレン 　　　東１　　 -0.14 　　2/ 2　　　3Q　　　 45.09

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした3日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース