廃棄物処分事業の売上高は前年同期比11.6%増の37.62億円、セグメント利益は同18.7%増の19.61億円となった。最終処分場を運営する連結子会社のミダック社において、管理型最終処分場「奥山の杜クリーンセンター」における受け入れ枠の拡大によって、建設業界との大型の取引を中心に廃棄物受託量は大きく増加した。
収集運搬事業の売上高は前年同期比5.9%増の3.73億円、セグメント利益は同42.7%増の0.48億円となった。産業廃棄物においては、豪雨等の突発的な案件にも対応するなどして受託量の増加に努めたが、一部取引を仲介管理事業へ切替えたことや大口案件の減少等もあり、受託量は前期よりも減少した。一般廃棄物においては、新型コロナウイルス感染症における感染症法上の分類移行を受け、飲食店等から排出される一般廃棄物の回収量は増加傾向にあるほか、新規開拓にも注力した結果、受託量は前期よりも増加した。
仲介管理事業の売上高は前年同期比0.3%増の0.58億円、セグメント利益は同16.4%増の0.39億円となった。大型工事案件等によって、協力会社への仲介が安定的に推移した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.8%増の84.54億円、営業利益が同9.4%増の30.13億円、経常利益が同6.8%増の28.75億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.7%増の17.31億円とする期初計画を据え置いている。
また、同日、2024年3月期の期末配当金を前回予想から3.00円増配の8.00円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は8.00円(前期比3.00円増配)となる。
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