「インバウンド」が9位に浮上、中国春節を目前に控え関心再び<注目テーマ>
1 半導体
2 生成AI
3 人工知能
4 半導体製造装置
5 円高メリット
6 JPX日経400
7 TOPIXコア30
8 地方銀行
9 インバウンド
10 宇宙開発関連
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「インバウンド」が9位と10位内に浮上してきた。
インバウンド関連株の決算が好調だ。三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>は2日に第3四半期決算とあわせ、今期業績と配当予想の上方修正を発表。同時に自社株買いの実施も明らかにした。ANAホールディングス<9202.T>と日本航空<9201.T>も直近決算発表を行い、コロナ禍からの業績V字回復を鮮明とした。空港に乗り入れる路線を持つ京成電鉄<9009.T>、南海電気鉄道<9044.T>も好決算だった。
今月10日からは中国で春節(旧正月)に伴う大型連休が始まる。足もとの訪日客数は全体ではコロナ禍から復活を遂げたが、こと中国人客に限ってみると日中関係の悪化を背景に回復が遅れており、今年の春節は今後の中国インバウンドの動向を占ううえで注目だ。関連銘柄の相次ぐ好決算に加え、中国の春節を目前に控えているとあって、株式市場では「インバウンド」のテーマに対する関心が再び高まっている。
百貨店株や空運・鉄道株に加え、化粧品の資生堂<4911.T>やコーセー<4922.T>、ドラッグストアのマツキヨココカラ&カンパニー<3088.T>、ディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532.T>といったインバウンド関連の主力どころをまずはマーク。このほか、寿スピリッツ<2222.T>や共立メンテナンス<9616.T>、コメ兵ホールディングス<2780.T>、HANATOUR JAPAN<6561.T>なども押さえておきたい。
出所:MINKABU PRESS
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