日経平均;23858.86;+42.23TOPIX;1731.11;-1.96
[後場の投資戦略]
出来高は5億株を下回っており、市場参加者が限られていることが明確である。第一三共やファーストリテが日経平均を支えている状況であり、全体としてはやや利食い優勢の流れでもある。今週は2019年最終の受け渡しを迎えることもあるため、節税対策に伴う売りなども意識されやすいところではある。ただし、悪材料が出た銘柄などへは嫌気売りが集中しているが概ね利食いの範囲内でもあり、参加者が限られているものの全体としては底堅さが意識されている状況でもある。
しかし、積極的に押し目を拾う参加者も限定的であるため、日経平均は5日線を挟んでの攻防が続いている、5日線が心理的な上値抵抗として意識されてくるようだと、利食い優勢の流れのほか、リバランス中心からの売買からは脱せない状況でもある。マザーズ指数も買い先行で始まったが、結局のところは、これまで上値を抑えられていた5日線での攻防である。米中電話会議の報道でも反応が限られている状況を鑑みると、やはり参加者が限られている状況が方向感を掴みづらくさせているようである。
もっとも、IPOの好スタートが続いており、個人の需給状況は良好である。また、global bridge HOLDINGS<6557>は、コンセンサス付近で寄り付いた後に売りが優勢となっているが、インパクトは限られるとみられていたカクヤス<
7686>は、コンセンサスを上回る初値形成後も上げ幅を広げている。株価水準ともあろうが、物色意欲の強さが窺える。
<AK>
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