チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
ジャパンエレベーターサービスホールディングス <6544> 【 2+→2+】
「1Qは保守・保全とリニューアル業務が揃って好調、大幅増収、2桁営業増益」
22/3期1Q(4-6月)決算は前年同期比27.9%増収、同14.1%営業増益となった。売上の伸びの割に利益の伸びが弱い印象があるが、TIWでは拠点新設、M&A推進、研究開発体制強化など成長への費用増が要因とみており大きな懸念は不要と考える。むしろ、オーガニックな成長とM&Aによる保守管理台数の増加や提案力強化によるリニューアル業務の伸長によりトップラインを大きく伸ばしたことが評価できる。1Qの計画遂行は順調でTIWでは22/3期は営業過去最高益更新と同社計画上振れを見込む。投資評価は「2+」を引き続き維持する。
予想ROE:24.5% PBR:22.0倍、来期予想PER:64.7倍、来期予想EPS成長率:19%株価(8/20終値):2,587円
Fモデルによる理論株価:503円(8月16日by高田悟)
プレミアグループ <7199> 【 2+→2+】
「1Qの本業に係る税引前利益は大幅増益となり、22/3期は順調にスタート」
22/3期1Q(4-6月)決算は営業収益が前年同期比21.6%増、一過性要因を除く、本業に係る税引前利益が同38.3%増となった。1Q決算では(1)前期前半コロナ影響によりクレジット残高を十分積めなかった中でもストック型ビジネスの強みを背景とした安定収益計上に加え、新規事業(オートモビリティサービス)の伸長等により営業収益を大幅に伸ばしたこと、(2)既存事業及び新規事業で規模拡大に伴いともに費用が嵩む中でグループ間取引の拡大や業務効率化等により営業費用の伸びを抑制し、大幅増益を確保したこと、などが評価できる。
予想ROE:31.1% PBR:5.8倍、来期予想PER:13.0倍、来期予想EPS成長率:29%株価(8/20終値):3,080円
Fモデルによる理論株価:3,187円(8月18日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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