注目2銘柄（2021.01.22）

チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点（ROE・財務レバレッジ・PBR水準等）で、注目銘柄をピックアップしています。
　

ジャパンエレベーターサービスホールディングス <6544> 【 1→1】

「東京エレベーター（株）を子会社化、M&Aは今期に入り7社目（速報）」

　19日、同社は同社同様にエレベーター等のメンテナンス事業を行う東京エレべーター株式会社（以下、東京エレベーター）の株式取得を公表。同日付で90％（議決権所有割合）の株式を取得し東京エレベーターを子会社化した。東京エレベーターは東京都中央区を拠点に東京、神奈川、埼玉、千葉等で450台以上のエレベーター等の保守管理を行う。直近20/3期は売上高が216百万円、営業利益が▲11百万円の損失。同社は同M&Aにより事業戦略上、重要な地域である首都圏の事業基盤の一層の強化を図る。

予想ROE：39.4％　PBR：24.4倍、来期予想PER：80.2倍、来期予想EPS成長率：15％株価（1/22終値）：2,638円
Fモデルによる理論株価：726円（1月20日by高田悟）

　

インテリックス <8940> 【 2+→2+】

「物件販売好調により大幅増益」

　21/5期2Q（6-11月）決算は増収大幅増益で着地。2Qは物件販売がリノヴェックスマンション事業、その他不動産事業ともに好調であった。特に、その他不動産事業はリースバック資産の流動化がありここ数年平均の倍以上の結果となった。物件販売の売上が増加した一方、販売管理費は横ばいであったため大幅な利益増となった。販売用不動産と有形固定資産のみで200億円強の価値があるにもかかわらず、時価総額は約50億円と現預金(57億円)より低い評価である。よって、投資評価を「2+」を継続する。

予想ROE：4.4％　PBR：0.5倍、来期予想PER：9.4倍、来期予想EPS成長率：16％株価（1/22終値）：571円
Fモデルによる理論株価：482円（1月20日by山方秀之）
　
　
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。（詳しくは、以下のサイトをご覧下さい）
〔　http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw　〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
　

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