前引け:指数小幅安も値下り銘柄1137、手詰まり相場で材料株選別
NY株式市場が3ヶ月ぶりのダウ1万ドル割れ、日経平均株価は2ヶ月ぶりに1万円割れ、米国金融規制案、中国金融引き締め、ギリシャ、スペイン、ポルトガルなど財政不安、欧州経済の警戒からユーロ安/円高と株式市場にはネガティブな材料が続いている。
本日の東京市場は軟調スタート、 円の高止まりや米株安を受け、日経平均は小幅安となっているものの、輸出・景気敏感株から、ディフェンシブセクターまでまんべんなく値下りしている。
東証業種別株価指数は、全33業種中、25業種が下落。個別では、野村證券がレーティングを「2」から「1」へ、目標株価を1120円から1500円に、それぞれ引き上げたタムロン<7740.T>、手詰まり相場の中、 兜町で「底値鍛錬済み」と囁かれたヤマシナ<5955.O>、第3四半期累計の連結純利益は前年同期比約3倍の2478億円となった三井住友FG<8316.T>、10年3月期の連結経常損益を30億円の赤字から15億円の赤字に上方修正したアルパイン<6816.T> 、キヤノン<7751.T>が株式交換で完全子会社化すると発表したキヤノンファインテック<6421.T>などが上昇しました。
半面、野村證券がレーティングを「1」から「2」へ、目標株価を1000円から710円へ、それぞれ引き下げたアロカ<7704.T>、ドイツ証券がレーティング「セル」、目標株価900円でカバレッジを開始したヤマハ発動機<7272.T>、クレディスイス証券がレーティングを「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ、目標株価を2000円から1300円へ、それぞれ引き下げた住友金属鉱山<5713.T>、大和証券がレーティングを「3」から「4」に格下げしたGCAサヴィアン<2174.T>、09年12月期の連結純利益を従来予想の9億円から7300万円に引き下げたアサツーDK<9747>、10年3月期の赤字転落と配当見送りを発表した日本冶金工業<5480.T>などが下落しました。
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