が予想を上回ったため、一部の市場関係者の間で浮上していた来年の利下げ観測が後退し、売りが先行した。また、長期金利の上昇も株価の重しとなった。取引終盤に入り、13日に発表される消費者物価指数(CPI)への警戒感も強まり、下げ幅を拡大して取引を終えた。米株安を受けた今日の東京株式市場は159.91円安からスタート。今週は、明晩に11月の米消費者物価指数(CPI)の発表、日本時間15日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表など重要イベントを控えており、様子見ムードが広がる一方、イベントへの期待感もあり、取引開始後の売り一巡後は日経平均は次第に下げ幅を縮める展開となった。
大引けの日経平均は前日比58.68円安の27842.33円となった。東証プライムの売買高は9億2188万株、売買代金は2兆2389億円だった。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、卸売業などが下落。一方、海運業、その他金融業、ゴム製品などが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は42%となった。
個別では、レーザーテック<6920>、F&LC<3563>、邦チタニウム<5727>、大阪チタ<5726>、楽天グループ<4755>、東電力HD<9501>、日立<6501>などが安く、JFE<5411>など鉄鋼株、住友鉱<5713>など非鉄株、三菱商<8058>など商社株、東エレク<8035>など半導体関連株などが下げた。個別の材料では、業績見込みを下方修正した日本ハウスHD<1873>、第1四半期15%営業減益となったポールHD<3657>、第3四半期累計93%営業増益だが市場コンセンサスを下回った三井ハイテク<6966>、今期営業利益10%増予想だが市場予想を下回るトビラシステムズ<4441>、第1四半期は営業黒字転換だが材料出尽くし感が先行した鳥貴族HD<3193>、第1四半期営業利益4.7倍だが利益確定売りが優勢となったサムコ<6387>、11月既存店売上高が0.6%増と今期最低となった物語コーポ<3097>
が軟調だった。
一方、川崎重<7012>、IHI<7013>、東海カ<5301>、東宝<9602>、オリックス<8591>、資生堂<4911>などが高く、商船三井<9104>など海運株、石川製<6208>や細谷火工<4274>
など防衛関連株などが上げた。個別の材料では、四半期好決算と自社株買いを発表した日駐<2353>、鎌倉新書<6184>、業績予想を上方修正したコーセル<6905>、アグロカネショウ<4955>、第1四半期損益が黒字転換したエイチーム<3662>、上半期損益が第1四半期から改善したgumi<3903>、上半期営業減益から第3四半期累計で増益に転じたシーイーシー<9692>、台湾に子会社を設立すると発表したスノーピーク<7816>が堅調だった。 <SK>
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