アピクヤマダ、前期経常を赤字拡大に下方修正

　アピックヤマダ <6300> [東証２] が5月7日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常損益を従来予想の4億2000万円の赤字→6億8100万円の赤字(前の期は2億4800万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2700万円の黒字→2億3400万円の赤字(前年同期は4億9500万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　半導体価格の下落と米中貿易戦争の長期化懸念による先行き対する不透明感が解消せず、2019年２月12日の通期業績予想公表時に見込んでいた２月、３月の売上のうち10先以上の海外の取引先で、合計約10億円強が、新ラインの稼動が4月以降に延期となる等の客先都合により、売上計上時期が4月以降にずれ込むこととなりました。　当社は売上計上基準を検収基準においているため、前記の案件の多くは出荷済ですが、取引先のライン稼動計画の延期等の理由により検収を受けられず売上に計上ができておりません。このため、売上・利益とも前回予想から下回る見込みとなりました。　以上により、通期の連結及び個別の業績予想を修正いたします。（注）上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を 含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。