1. 市場動向
電子工業分野は、半導体デバイス市場における2023年の生産調整を経て現在は回復段階にあり、半導体関連の設備投資が高水準を維持している。政府の半導体・デジタル産業戦略や大規模な助成金予算化に後押しされ、半導体の国内製造能力増強に向けた動きは活発に推移している。これを受けて、2024年2月、熊本県で台湾ファンドリー大手の台湾積体電路製造(TSMC)
バイオロジカル分野は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い社会経済活動の正常化が進み、製薬、再生医療、医療、食品、感染症研究への設備投資が堅調に推移しており、クリーンルーム及び安全キャビネットやクリーンブース等の機器の堅調な受注が見込まれる。感染症関連については、コロナ禍の特需は収束したが、室内空気環境への意識は高まっており、研究開発部門や福祉・介護施設等の需要は引き続き伸びていくと見込まれる。
2. 部品調達及び原材料価格
ウクライナ紛争の長期化による燃料価格の上昇、世界的な物価上昇により、原材料となる鋼板、ステンレス、アルミ等の価格上昇は2021年以降継続し、現在も高止まりしている。同社では、2022年6月と11月に標準製品を、2023年4月に幅広い品目を値上げした。2024年1月には2021年以降5回目となる標準製品値上げと特殊製品の売価設定見直しを実施した。
また、パワー半導体を主とした部品不足が継続しており、多くの電気部品の供給不足、納期の長期化が解消されていない。そこで同社は部品不足による受注機会の逸失を避けるため、標準的に使用する部品の在庫を厚くしている。重要部品については購入先を開拓し、2社購買へ転換する取り組みを進めている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<HN>
この銘柄の最新ニュース
エアーテックのニュース一覧- 日本エアーテック---3Qは2ケタ増益、「エアーシャワー」、「パスボックス」等の販売が増加 2024/11/19
- 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知らせ 2024/11/14
- 前場に注目すべき3つのポイント~トリプルレッドに備えるなかでハイテク株は手掛けにくい~ 2024/11/14
- 本日の【自社株買い】銘柄 (13日大引け後 発表分) 2024/11/13
- コーポレート・ガバナンスに関する報告書 2024/11/13 2024/11/13
マーケットニュース
- 15時の日経平均は287円高の3万8314円、東エレクが49.32円押し上げ (11/22)
- 14時の日経平均は291円高の3万8317円、ファストリが46.17円押し上げ (11/22)
- <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位にINPEX (11/22)
- レジルは6連騰、好決算受けた買い続く (11/22)
おすすめ条件でスクリーニング
日本エアーテックの取引履歴を振り返りませんか?
日本エアーテックの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。