「防災」が14位にランク、甚大な台風被害で関心高まる<注目テーマ>
1 5G
2 全固体電池
3 半導体
4 量子コンピューター
5 リチウムイオン電池
6 人工知能
7 半導体製造装置
8 国土強靱化
9 セルロースナノファイバー
10 TOPIXコア30
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「防災」がランキング14位となっている。
今秋の日本列島は、想定外の強風による台風15号の被害の傷がいえぬなか、19号が猛威を振るい大規模な河川の氾濫、決壊、土砂災害などが各地で発生、数多くの尊い人命を失うこととなった。更に、21号に伴う記録的な豪雨は再び大きな被害を招き、相次ぐ災害が「防災」に対する意識を高めさせている。
地球規模の気候変動は、今年に限らず今後も大きな被害を与えると想定されるなか、「人気テーマランキング」では「国土強靱化」「水害対策」なども上位に位置し「防災」に絡むテーマの関心度の高さを見せている。自然災害による脅威を前に日本列島はなすすべもない状況だが、防災意識を高め事前の対策を行うことにより、少なくとも被害を最小限にとどめることはできる。また、今回の台風被害をうけ、安倍政権が推し進める国土強靭化においては、堤防強化、治水など水害対策への取り組みに注目が集まりそうだ。
水害対策に絡む銘柄では、河川護岸材を扱う前田工繊<7821.T>、建造物への浸水を防ぐ止水用シャッターの文化シヤッター<5930.T> 、被災時の堤体損壊を防ぐ「インプラント堤防」を手掛ける技研製作所<6289.T>、3次元浸水ハザードマップを提供するアジア航測<9233.T>など関連銘柄のすそ野は広い。
もちろん、河川・ダムの工事などでは、不動テトラ<1813.T>、若築建設<1888.T>、東洋建設<1890.T>、五洋建設<1893.T>に加え、ライト工業<1926.T>、日特建設<1929.T>なども防災に向けて一翼を担うことになる。
防災・減災の観点からは、防災コンサルで存在感を高める応用技術<4356.T>、前述したアジア航測、オオバ <9765.T>、いであ<9768.T>などをはじめとする建設コンサルにも目を向けたい。
出所:MINKABU PRESS
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