JRCは屋外用ベルトコンベヤ部品の製造・販売、コンベヤ課題解決ソリューションを提供する「コンベヤ部品事業」が主力。屋外用のベルトコンベヤは大規模かつ劣悪な環境で使用されることが特徴であり、主に製鉄所、建設・工事現場、セメント工場、鉱山、発電所等における長距離・重量物搬送といった場面で使用されている。JRCはベルトコンベヤ部品で国内シェアNo.1(同社調べで52%)。部品製造からメンテナンスまで一気通貫で対応可能な点に特徴があり、売上は更新・リピートの占めるウエイト(約 86%)が大きく、リカーリング性が高い製品となっている。2025年2月期第3四半期累計売上高は前年同期比13.6%増の7,348百万円、営業利益は同7.7%増の1,027百万円(M&A費用を除く場合は同21.6%増の1,159百万円)。旺盛なリプレイス需要に加え、環境プラント向けソリューションが好調に推移している。
また「ロボットSI事業(ブランド名:ALFIS)」では製造現場の人材不足、生産性改善といった課題を解決するロボットパッケージを提供。「食品・医薬」領域へのロボットパッケージの横展開・拡販を強化しており、食品・医薬向けが全売上の82%(2024年2月期)を占める。同業大手では案件規模が小さく強みが発揮できず、同中小では特定顧客へのカスタマイズ対応で忙しく標準化のリソース不足と、競合の参入し難い隙間市場で高成長を達成できている。2025年2月期第3四半期累計売上高は前年同期比13.2%増の571百万円、営業損益は15百万円の赤字(前年同期は36百万円の赤字)。M&A費用を除く営業利益は28百万円であり、累計期間で黒字化を達成している。
2024年は3月以降で6社のM&Aを実施しており、それらの企業群が来期に向けて通期寄与となる。M&A戦略により、圧倒的一強の「コンベヤ周辺=JRC」を実現する。また、今後は「コンベヤ・ソリューションビジネス」の代理店への展開に加え、海外展開も本格化する。2025年2月期にはインドネシア石炭鉱山向けまたタイ国営発電所向け案件の売上を計上する計画。「環境プラント向けソリューション」にも注目しておきたい。
株主還元では、連結配当性向30%程度を目安に配当の実施を目指しており、配当利回りでも2.64%となっている。PERも11.2倍であり、高成長、割安かつ、比較的高い配当利回りが注目される状況となる。
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