冨士ダイス、非開示だった今期経常は97％減益、未定だった配当は2円減配

　冨士ダイス <6167> が11月13日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比97.0％減の3000万円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は22円(前期は24円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算出することが困難であったことから未定としておりましたが、第２四半期の業績、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき算定した業績予想を公表いたします。　2021年３月期第２四半期連結累計期間の実績は、新型コロナウイルス感染症の拡大による世界的な自動車需要の落ち込みに伴う自動車関連の市況悪化の影響等により、前年同期比で減収減益となりました。また今後の新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、足元で国内外の経済活動が段階的に再開され始めてはいるものの、景気の回復は緩やかなペースにとどまるものと見込んでおります。　実際の新型コロナウイルス感染症の拡大の状況等により当業績予想は大きく変動する可能性があり、今後の動向を踏まえ、当業績予想について再度修正が必要となる場合には速やかに開示いたします。

　　当社は、株主の皆様に対して安定した配当を継続的に行うことを重要な経営課題の一つとして考えております。配当政策につきましては、利益の状況、将来の事業展開等を総合的に判断して適切な利益配分を行うことを基本方針としており、財政状態及び経営成績を勘案した上で、配当性向50％を目処に利益還元を行うことにしております。　2021年３月期の期末配当予想につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算出することが困難であったことから未定としておりましたが、通期連結業績予想の公表に伴い、業績予想、財政状態、今後の事業展開及び安定配当の継続等を総合的に勘案した結果、１株当たり22円とさせていただく予定といたしました。※本資料に記載されている業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の数値は、今後の様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。